「故人となった役者みるくらいしか見所なし」野性の証明 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
故人となった役者みるくらいしか見所なし
78年の角川映画。
これはなんというか荒唐無稽な漫画みたいな映画。
邦画低迷期に話題性優先で一発ぶち上げようと考えた角川サンは当時としては野心的で先鋭的な存在だったのでしょう。しかし今観て見ると…。
雑すぎる脚本。サスペンスと呼べないないレベルのチープな筋立て。演出もなんというかザックリ感(佐藤純彌だし)。はっきり言って酷い。当時観て心打たれた人には大切な記憶かもしれませんが…。
高倉健と薬師丸ひろ子の魅力におんぶにだっこの中身なし映画。角川大作映画の典型で映画史的に改めて見る価値はゼロですね。
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