劇場公開日 1980年10月4日

「松田優作の自己陶酔な自己表現」野獣死すべし(1980/村川透監督) Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0松田優作の自己陶酔な自己表現

2016年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

総合60点 ( ストーリー:30点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 松田優作が狂気じみた演技で世界を作っている。舞台のような大袈裟な台詞回しも多い。そんな松田優作の自己陶酔した自己表現のためだけの前衛芸術的作品。物語はかなり無茶苦茶で、物語全体を眺めるよりも、彼個人の鋭くて脆くて狂った感性だけを観るべき。
 やけに柄の悪いチンピラ役が鹿賀丈史だったが、現在と雰囲気が違っていて初めて観た時は気が付かなかった。

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Cape God