モスラ(1961)のレビュー・感想・評価
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(改題)モスペンハイマー
捻くれたレビューを上げたいと思いました。それは「オッペンハイマー」を観たから。
公式?に核兵器が使われたのは日本だけ。広島・長崎の惨事を知ってるから、世界は使用を躊躇うし抑止力とか言い出してる。副産物としてゴジラが生み出され、その惨禍を喰らうのはいつも日本。
でも今作でモスラの猛襲を受けるのはロリシカ国、どう見たって彼の国だろ! それもネルソンの悪行が原因なんだから、責任は彼の国だけが負うべき。ざまぁ見ろ! 小泉さんやフランキーさんが来てくれなかったらどうなったと思ってるんだ!!
0002 モスラ~やモスラ~ ドナカザムヤン インドゥムー
午前10時の映画祭
終活のため鑑賞
(もちろんテレビ鑑賞、リバイバル鑑賞は数知れず)
そら演技的に空疎なところあるよ。
フランキー堺が主演って今やったらないわー的なとこあるよ。
でも空疎といえば今風のCGの方が空疎
ちゃちな特撮でも重量感、質感、奥行き感はCGより断然上。
当時この絵を撮るのにウエハウスを使ったり
ピアノ線を飛行機逆さにして撮ったり
火の拡がりを感じさせるため同じようにセットを
さかさまにしたり円谷英二のアイデアマンたる所以を
見せつけられた気がします。
特撮はやはり大画面がいいね。
80点
アレックスシネマ大津 20211215
【当時の人気デュオ、ザ・ピーナッツが双子の妖精役で彼の有名な今作のメインテーマ曲を唄うシーンは印象的である作品。】
■南太平洋のインファント島で原住民が見つかり、近くで水爆実験を行っていたロリシカ国は調査隊を派遣。
隊長のネルソンは、巨大な卵に仕える身長30cmの妖精「小美人(ザ・ピーナッツが双子の妖精役を演じている)」を連れ帰ってしまう。
すると、小美人はテレパシーで島の守り神・モスラに助けを求め…。
◆感想
・モスラが「小美人」を助けに来る幼虫の姿が、庵野監督の「シン・ゴジラ」を彷彿とさせる。
ー 勝手な解釈であるが、庵野監督は明らかに「シン・ゴジラ」を製作する際に、今作品のモスラが幼虫から成熟したシーンを含ませていると思われる。-
・年代的に知らなかった”ザ・ピーナッツ”の今作でもメインテーマ曲を知っているのは何故か?
ー "モスラ―や、モスラー・・”不可思議であるが、魅力的な旋律は何故か知っている。ー
<フランキー堺の軽みある演技を含め、色々と面白き作品。
今作の最大の意義は、”ザ・ピーナッツ”のメインテーマ曲を巷間に流布させた事だと思う作品である。>
特撮映画は街の記録
モスラは過去にリバイバル上映で観た事がありましたが、今回は4Kレストア版で、更に冒頭の序曲付き!
もうこれ以上言う事はないですね。
本作品は、怪獣バトル物ではありませんので、作品のテーマが全面に出ている気がします。
バトル物も好きですが、ゴジラやラドンのように、バトル物でない作品の方が、人間と怪獣との関係が、色濃く写し出されているように思えます。
しかし東京タワー🗼に眉を作るシーンの街の佇まいをみると、周りにビルが無いですね。
公開当時は、東京タワーがオープンしてから3年目。
建設当時の写真を見ると、確かにタワーの周りに高い建物は無いようです。
特撮映画は、公開当時の街の記録にもなるんですね。
モスラーヤ、モスラ🎵って歌いたくなる
「午前10時の映画祭」で鑑賞してきました。ちょっと過去の上映作品検索してみたのですが、東宝特撮が「午前10時の映画祭」で公開されるのは多分この「モスラ」が初‼️何故「モスラ」が選ばれたのでしょうか?でも近隣の映画館では朝の8:30からという早い時間帯にもかかわらず、お客さんそこそこ入っていました。やるな、モスラ❗
んで「モスラ」なんですけど、今までゴジラに出てきたモスラは観たことあったのですが、単体作品は初めてだったのですが面白かったですね。でも、本作ってモスラがゴジラに出演する前に作られていたんですね。なかなかモスラが出てくるまでが長いのですが、いざダムから現れて街中を破壊しながら行進を始めると、ホント良く作ってあるなっと感心しました。特にスクリーンいっぱいに映し出されるモスラの幼虫の正面からのショット。何とも言えぬ迫力がありました。観ててフと思ったのですが、「風の谷のナウシカ」のオームってモスラがモデルだったりするのではないでしょうか?なんか似てません?
東京を破壊しただけではなく、孵化した後はロリシカ国のニューカーク市まで飛んでいって破壊してましたね。海外進出もしてたんだ⁉️しかし、幼虫の時でも全長100m以上ってデカイですよね。例えば史上最大の恐竜の中にアルゼンチノサウルスがいますが、それでも全長30mぐらいです。劇中台詞で100m以上と言われていた時には盛り過ぎだろうと思ったのですが、後で検索すると設定では180mでした。もっとデカかった‼️
最近本多猪四朗監督、円谷英二特技監督の作品を何本か観たのですが、「モスラ」はその中でもかなりクオリティが高い作品でした。正直モスラって蛾の怪獣なのでイマイチカッコ良くないよなっと思っていたのですが、原典を観て自分の中でモスラの評価が爆上がりです。やるな、モスラ。
蘇った迫力の映像と音の凄さ
テレビ放映されたことがあるかもしれないけれど、もちろん劇場は初めて。
結果から言えば、当時の特撮の技術力に圧倒されっぱなし。
ミニチュアの精巧さもさることながら、モスラの動きも実在感たっぷり。劇場鑑賞でより際立った感も。
ふと思ったのは、最近のCG技術で怪獣の細やかな表情さえ表現していた『ゴジラVSコング』との比較。
古い人間のせいかもしれないけど、きぐるみや模型でもヒトは想像力によりリアルに感じることができるのだと実感。
もう一つ嬉しかったのは、何故モスラは都市を襲うのか、という理由がはっきりされていたこと。
平成ガメラでもある程度理由付けはされていたけど,ここまではっきり明示された怪獣映画は初めて。
それから、最近の映画で、仕方ないけどダラダラ長いエンドクレジットにイライラしていた身としては、“終”ですっぱり終わる作りに拍手喝采。
ついでに、ザ・ピーナッツはやっぱり素敵。
平和への願い
「午前十時の映画祭」で鑑賞。
子どものころにテレビで観たことがあると記憶しているけれど、劇場で鑑賞するのは、たぶんはじめてだと思う。
この作品は単なる怪獣映画ではなく、本多猪四郎監督の平和への切なる願いが込められた作品だということがわかった。
現代のCGを駆使した映像に比べると、どう見たって模型だとわかる稚拙な特撮場面も多いが、それがなんとも言えない味になっている。
こういう昔の特撮モノが好きな人には、たまらないだろう。
また、志村喬やフランキー堺といった懐かしい名優たちのいきいきとした演技が見られるのもうれしい。
そしてモスラは、記憶していたイメージよりもかわいかった♡
追記
「ロリシカ国」は、ロシアとアメリカの組み合わせ。「モスラ」は、蛾を意味するモス(moth)から来ているのでしょうね。
60年前の特撮
原水爆実験場で無人島と思われてた島に実は原住民が住んでいて、放射能に耐性のある食物を食べていたという設定。そして、島には双子の小美人が居て、調査団にさらわれた小美人をモスラが救うという話。
60年前の作品だが、今観ても面白かった。
車が模型なのがよくわかって笑ってしまう。
フランキー堺は良かったし、香川京子は綺麗だった。
ザ・ピーナッツは・・・まぁまぁかなぁ。
観る価値有り
いやー面白かった。
あの当時としてはストーリーもよく練られていたと思う。
円谷監督の特撮も素晴らしい。
そして4Kレストア版だから映像がめちゃくちゃきれい。
庵野監督にぜひシン・モスラを作って欲しい。
悲しき熱帯のモスラ
長らく未見だったゴジラとの二枚看板モスラ・オリジナル版を、4Kデジタルリマスターで観ることができました。午前10時の映画祭,万歳ですね。単に怪獣が暴れまくる映画でなく、ファンタジーと文明批判を絡ませたドラマ部分がしっかりしていて、60年前の映画だけど古さを感じません。どこか、日本人の熱帯への情熱が感じられる一方で、双子の小美人やモスラが東京タワーに繭を作るなど、今観てもよく考えたな〜って感じです。役者では、フランキー堺のコミカルながらも人情味のあるキャラは、好感度大です。でも、なんと言っても小美人役のザ・ピーナッツのお二人のインパクトは映画史に残りますね。
モスラ~や、モスラ~
昔観て、ほとんど内容を忘れてしまっていたのですが、午前十時の映画祭で改めて4Kリマスター版を観ました。これが60年前の映画だと考えるとすごいですね。
モスラの羽の風圧で街が破壊されていく様子からは、つい先日のケンタッキー州の街が巨大竜巻で甚大な被害を受けたというニュース映像を連想してしまいました。
ようやく人類はSDGs(Small Double Girls=小美人(笑))への対応を考え始めましたが、果たしてお怒りの地球はモスラのように大人しくなってくれるのでしょうか。
ミサイルや熱線砲の攻撃に耐える“受けの美学”、風圧だけを武器に近代兵器に対峙する孤高の守護神の姿には哀愁すら感じるのだ
午前十時の映画祭11にて。
総天然色、TOHO SCOPE、世界同時公開(実際は海外は翌年)、東宝が巨費を投じ総力を結集した一大スペクタクル巨編。
街並みのミニチュアセットの完成度、怪獣のスーツアクションと操演の妙技、映画作りが職人たちの“もの作り”に他ならないことを明確に示している。
モスラの幼虫は数種類のモデルが作られていて、最大のものは全長10mで9人のスーツアクターが入って動かしたというから驚きだ。バイクのエンジンを搭載して自走させたモデルもあったそうだ。
成虫も大中小のモデルがあったが、さすがにスーツアクターは入れない。マリオネット方式の操演しかなかったわけだが、釣竿の素材を使った軸にメリヤスを張って作られたという巨大な翼が、そのしなりを活かして悠然と羽ばたく様は実に壮観だ。
モスラの各モデルに合わせて、1/20スケール、1/50スケール、1/100スケールでミニチュアセットが組まれたとのこと。
幼虫が東京タワーに向かって進むシーンのパノラマ映像では、セットの巨大さが想像できる。
青梅街道、渋谷道玄坂の緻密な再現力はミニチュア好き男子の心をくすぐる。
ニューカークシティーの上空を成虫モスラが旋回するシーンでは、風圧で車がショーウィンドウに突っ込む凝ったアクションが見られる。
ゴジラを筆頭に、これまでの怪獣の造形は恐竜をベースにしたもので、スーツアクターを想定して擬人化された体型だったが、巨大蛾を主演にすると決めた時点でスタッフのハードルは上がったはずだ。
特技監督円谷英二の要求に、東宝スタジオが誇る特撮職人たちが見事に応えている。
物語りは、女性観客への訴求を意識してファンタジー性を強めたとのことだが、小美人という突飛な設定とザ・ピーナッツをキャスティングしたことが効果を上げている。
過去の怪獣映画のように怪獣の生態を解説する学者は登場せず、ファンタジーはファンタジーのまま変なこじつけを避けている。
但し、放射能に汚染されたインファント島で原住民が生き続けている謎は置き去りだし、調査隊のリーダーとなったネルソンが結局何者だったのかよく分からないままだったりする。
水爆実験を行った無人島に原住民がいたかもしれないという設定には、第五福竜丸の事故などを揶揄しているのか、核実験への批判的目線があったことは確かだ。
成虫モスラは火を吐くわけでもなく、巨大な翼の羽ばたきによる風圧だけが武器だというのが泣かせる。(りん粉を振り撒く技はまだ開発されていない)むしろ幼虫の吐き出す糸の方が強力なのだ。
だからか、後の『モスラ対ゴジラ』でゴジラを追い詰めるのは双子の幼虫だった。
鮮やか
さすがに初見だったはず。
壮大な物語を当時の技術で鮮やかに描いている。
が、インファント島の『土人』というほかない描き方やアメリカ…でなくてロリシカ国に行ってからの建物や生活のイメージのボンヤリ具合はやはり時代ですね。
「モスラには意思はなくて本能のみ」という辺りは実にフラットな描き方で、先進的だった気がしますね。
東京タワーで成虫になるが小美人は海外で救出された
思いのほか面白かった。60年前の映画という先入観が有ったせいかも。
ちゃちな特撮もCGには無い質感が努力の結晶のようではらはらしながら楽しめた。
有名なシーンやピーナッツの歌しか覚えてなかった。まさか最後の小美人が島に帰る辺りは海外だったとは。大昔に見たっきりなので新鮮でもあった。
ロシリカ?ロリシカ、ロシアとアメリカの合成だろうか。空港にはMPが居る(今でも東京の空は米軍の管轄下だがMPは居ない)しロシリカの意向が社会を左右する感じがまだ自然だったんだろう。60年は大昔。
佐原健二がウルトラQの時と同様にヘリの操縦してた。
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