ALI アリのレビュー・感想・評価
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アリという生き方
ボクシングにそれ程詳しくない者の感想です。
なので映画評というよりも、モハメドアリの強さと生き方についての感想になります。
モハメドアリという名前は、何か特別な響きを持って人々に受け入れられている、という幼少期の記憶しかありませんでした。
たまたま見た今回の映画で、彼がどれ程強く、そして信念を貫き通したのかを知り、大変感銘を受けました。
ベトナム戦争に行くことを「ベトナム人は誰も俺をニガーと呼ばない」というセリフで拒否したことは、
現在ベトナム戦争の無意味さ、派兵された人たちの精神的なダメージを考えると、非常に意義深いことです。
唯一女癖が悪かったのは、女性から見ると褒められたことではありませんが、英雄色を好む。何度も結婚離婚をしたことから、ある意味ピュアだったのかもしれない。
晩年は病と闘っていたことは、少し残念なことですが、患いながらもオリンピックの灯火を行なっていました。
この時代は、体勢や巨大なものと闘う気持ちを持った人たちが居ましたか、現代はどうでしょう。著名人は全て体制側に迎合しているようです。また、そうでないと潰される時代なのかもしれません。
また違った形で意気の良い、新時代に相応しい若い人たちの活躍を願わずにいられません。
ウィルスミスは本当にすごかった
採点3.4
サムクックからスタートする、アリの半生を描いた物語。
まずあのステップを再現しているのはすごいですね。
けど、すぐ中弛みな展開に…。
徴兵拒否からの裁判時代が長すぎるんですよね。
そんな感じで終始ゆるい流れなのですが、フォアマンとの一戦は流石に緊張感がありました。
またリアルでボンバイエを耳にしたのが嬉しい。
こうしてみると猪木戦は成るべくして成った一戦だったのかもと思えます。
あと思ったのが、当時ってエバーラスト一強だったんですね?ギアだけでなくスポンサーとしても力が大きいのがわかりますね。
ちなみに高いので自分は使った事ないです。
全体を通して思うのは、なんと言うかもうちょっとドラマティックに仕立てて欲しかったですか。
それでもこの作品でのウィルスミスは本当にすごかったです。
身体もだけど本当にそのまんまでした。それだけでも観る意味はあるでしょう。
世界ヘビー級王座モハメド・アリ
アメリカ合衆国の国民を夢中にさせた天才ボクサー。だが黒人であるが故に人種差別の壁とベトナム戦争を中心とする軍国主義による暗黒の徴兵制度がアリを抹殺してしまった。人種差別は自由の国アメリカ合衆国の唯一にして最大の汚点。また戦争は軍国主義な大統領が指揮すれば現実的になる(911や湾岸戦争等)。
ボクシング映画じゃないな
試合のシーンは仕方ないんやけど世界チャンピオンやランカーが戦ってるようには思えなかった
ボクシングじゃなくヒューマンドラマかな
キンサシャの奇跡もそこまで感動的にも思えなくて…
途中はマルコムX見てるような気になったし
ちょっと中途半端に思えたな
長嶋茂雄物語
ベーブルースと並ぶアメリカスポーツ史における不世出のアイコンです。特に有名なエピソードを並べたものですので、映画作品としてどうこうというより、アメリカ人が彼を偲んで称えるための映画でしょう。
なので映画評するのはヤボですが、無理して評価するなら、ハイライトの試合シーンのカメラワークが素晴らしいです。さすがTVドラマで鍛えたマン君です。スミス君のボクサーぶりも堂に入ってますね。
アメリカ人にはあまりにも有名な話が続くのでいちいち説明してくれませんので、アリを知らない人には退屈でしょうから、前提知識として、マルコムX、ドン・キング、フレイザー、フォアマン、キンサシャの悲劇、ロープ・ア・ドープは予習しといた方がいいです。最初の方に出てくるマルコムXにしても紹介なしでいきなり登場してあっという間に暗殺されます。
『アリ・ザ・グレーテスト』の内容とほとんど同じになりますが、こち...
『アリ・ザ・グレーテスト』の内容とほとんど同じになりますが、こちらは幾分映画的に仕上がっています。ウィル・スミスはどれくらいボクシングのトレーニングを積んだのであろうか?ダッキングはかなり華麗で様になっていたと思います。
カシアスは奴隷の名前だということにかなりコダワリが感じられましたが、戦争反対というメッセージがアフリカの壁画だけだったことが残念です。それでも、そこから走るシーンには庶民の応援を受けて再起に賭ける男のロマンが感じられてgoodです。ラストのジョージ・フォアマン戦はどう評価すればよいのでしょうか、『アリ・ザ・グレーテスト』で実際の映像が見れるのでこちらに譲りたいと思います。
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