女狐風呂
劇場公開日 1958年7月13日
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サスペンスタッチの時代劇。犯人は誰だということを考えるよりも、多彩な登場人物の人間関係の面白さがある。手相を見るのが得意な竜山堂とか泥棒を追ってきた目明し二人組が滑稽で楽しませてくれる。 後半、宿屋の広間に泊り客を集め推理するところ。疑わしい人物の申し開きを聞いていく。しかし文吉(市川)の女房の推理ははずれ、もう1度文吉が推理する・・・といった内容。こりゃエラリー・クインなんかよりも面白いかもしれない。ちょっと人物が多すぎたのが難・・・・
笑える
楽しい
知的
黒澤明に「僕の航海長」と言わせしめた脚本家、小国英雄の快作。主演の市川雷蔵の持ち味が生きていて上手くキマっている作品である。写真や演出に味わいがあり、もう一回見たくなる作品である。
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