劇場公開日 1992年5月16日

「宝田明さんを偲んで」ミンボーの女 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0宝田明さんを偲んで

2022年4月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

知的

この作品は何度も観た
何度観ても面白い

監督と脚本は『お葬式』『タンポポ』『マルサの女』『あげまん』『大病人』『スーパーの女』『マルタイの女』の伊丹十三

ホテルにたかるヤクザを一掃するために戦うホテルマンたちと彼らに協力する民事介入暴力専門弁護士による社会派コメディーの傑作

伊丹十三監督の代表作
個人的には一番好き
痛快活劇のお手本

はじめはドタバタしていたけど弁護士が入れ知恵してから落ち着いてきた
鉄砲玉を取り押さえる時以外は暴力を振るわずあくまで合法的に暴力団と対峙した

大地康雄の演技が細かい
コメディー映画の名優だけに出番が減ってしまったのは残念でならない

一世風靡の三人が出てるのに哀川翔がなぜか出ていない
残念

朝岡実嶺が懐かしい
正統派の美人さん
テレビドラマ高校教師にも出てました
それにしても犯されているのに騎乗位は何度観ても不自然
でっち上げなんだからそりゃそうなんだろうけど

エピローグでヤクザに屈しないホテルマンたちや弁護士による人間の壁にロシアの侵略に抵抗するウクライナ国民を彷彿させた

原辰徳氏も見習ってほしかった

ホテルヨーロッパの会長に雇わられた弁護士の井上まひるに宮本信子
ホテルヨーロッパ総支配人に宝田明
元経理でヤクザ対策担当セキュリティ対策室長・総支配人特別補佐鈴木勇気に大地康雄
元ベルマンでセキュリティ対策室所属の若杉太郎に村田雄浩
ホテルヨーロッパ会長に大滝秀治
フロント課長に三谷昇
経理部長に鶴田忍
百万ドルの笑顔のホテルマンに三宅裕司
レストランのボーイに武野功雄
総支配人の娘に櫻井淳子
ホテルヨーロッパ役員に庄司永建
ヤクザ入内島に伊東四朗
ヤクザ伊場木に中尾彬
若頭に我王銀次
鉄砲玉に柳葉敏郎
入内島の子分に不破万作
入内島の子分に上田耕一
入内島の子分に小木茂光
入内島の子分に有薗芳記
ヤクザ花岡に小松方正
花岡の子分に大河内浩
花岡の子分に清水宏
エピローグの大親分に田中明夫
エピローグの大親分に関山耕司
プールのヤクザにガッツ石松
ロビーのヤクザに六平直政
明智刑事に渡辺哲
警察課長に河西健司
警官に鈴木正幸
裁判長に矢崎滋
外務者に務める支配人の友人に津川雅彦
支配人のゴルフ仲間の社長に柳生博
ヤクザに恐喝されている変なパーマをかけてるおじさんにきたろう

野川新栄