「隠微な犯罪の世界」水のないプール 重さんの映画レビュー(感想・評価)
隠微な犯罪の世界
内田裕也扮する地下鉄職員内田は雨の日に襲われていた女性を助けた。ただ切符を切るだけの生活に嫌気がさし警備会社に行こうかとも考えていた。
昔の映画だから改札での入挟シーンから始まった。見たところ子供ふたりの平均的な4人家族の父親だが、何故かクロロホルムを薬局で購入したりして怪しい動きをし始めた。さらには喫茶店の女性の後を追い始めたらもうアウトだな。独身男性ならともかく妻帯者だからね。男性なら誰でも女性を求めるだろうが、節度なり理性を捨てては困るな。でもまんまと成功したら病みつきだね。でも食事作ったり洗濯はないだろう。如何にも病的だ。
ヤクザな沢田研二や右翼めいた原田芳雄、妻役に藤田弓子、警官役に赤塚不二夫、カメラ屋にタモリ、襲われていたミーなど豪華な脇役俳優陣だったのにテーマが隠微な犯罪の世界なので違和感があったね。内田裕也に皆誘われたのかな。水のないプールとは何か分からなかったよ。
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