劇場公開日 1999年9月25日

「黒人の寿司職人。なかなかいないと思う。」Mr.Pのダンシングスシバー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0黒人の寿司職人。なかなかいないと思う。

2021年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ベトナム戦争終結から20年経ち、記念平和式典が行われるというニュースを聞き、ムッとするブルース。店長横山は一旦はブルースを板長にすると約束したのに、チェーン店の悲しさで、東京本社からはずすように命じられた。黒人差別があったのかもしれない。それまで38回も転職した経緯もあるし、あにかとカッときやすい短気な性格。

 それでも夫婦の絆は硬かった。ミツコは反戦デモ、ブルースはなんと脱走兵。彼女が再婚になるのだけれど、ブルースの愛が強かった。ミツコの元夫と息子が死んでいたという事実を知って嘆き悲しむ様子も痛々しい。

 やがてタイトル通りの自分の店を出すに至り、しばらくは順調だったのに、ミツコと衝突したりして、結局手離すことに・・・そして悪夢の正体であるベトナムへ行くブルース。ミツコとは離婚。なんだか急展開につぐ急展開で心理描写もままならない。戦友と殺してしまったベトナム人の供養のため祈りを捧げるシーンは良かったのに、なんだか疲れる映画だった・・・

kossy