満月のくちづけのレビュー・感想・評価
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黒歴史…?
教師に片想い中の女子高生・高原里絵は恋のおまじないをするが、誤って悪霊を呼び出してしまい…。
深津絵里が役名の“高原里絵”名義で16歳時に主演したオカルト・ホラー+学園ラブストーリー。
見つめてると、ふと目が合って…少女漫画の世界のようなこっ恥ずかしいレベル。
セーラー服の女子高生たちが血祭りに上げられていく変態心はそそられるものの、怖さもエロさも皆無レベル。
女の子の嫉妬心、女の子同士のドロドロとした関係なども全く物足りない。
独特な雰囲気とファンタスティックな映像はそれなりに。
ショートヘアでセーラー服の深津絵里が可愛いだけ。
幻想的なシーンは良かったが怖くはない
まずホラーとしては論外。悲鳴や血糊はそこそこあるが、精神的に迫るものが無い。
まあ、あふれ出るB級感がそれはそれで面白いので、少しチャチいのが好きな人は一見してみてはいかがだろうか。
深津絵里はかわいいし、ましてや先生に好意を抱く生徒、という役どころ。ロマンは見られる。
また、一応ホラーなので、深津演じる生徒が(精神的にも物理的にも)苦しむシーンが多々ある。これがこの映画の最大の魅力...と言ってしまうと人となりを疑われそうだが。
幻想的なシーンが思いのほか多く、美しいことは美しかった。ただし、魅せよう(というか魅せたい)という制作側の意図がガンガン伝わってくる。
つまり、長い。幻想的なシーンが。
もういいよ?わかったよ?ねえ!と言いたくなるくらい長い。やり過ぎである。
さして代わり映えのしないロマンスシーンがダラダラと続くもんだから見ているのが恥ずかしくなってくる。
セーラーを着た若かりし深津絵里といえど画がもたないレベル。
魅せたい!という欲をもう少し抑えて、ホラーシーンにもう少し力を入れて、制作していただきたかったな、と思う。
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