劇場公開日 1988年1月15日

「ヒット映画2作目の難しさ」マルサの女2 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ヒット映画2作目の難しさ

2020年5月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

国税庁査察部の面々が、地上げの黒幕となった宗教法人に迫る物語。

邦画私的評価の1位「マルサの女」の続編です。ただし、本作の評価は4にしました。
理由はただ1点。カタルシスを得にくいラストだったこと。これに尽きます。
映画全体としては、前作に引き続き高評価です。地上げの様子、脱税のテクニック等をテンポ良く織り交ぜクライマックスに雪崩込みます。第2弾ということもあり、敵役が無理に巨大化した印象を受けました。宗教法人、暴力団、地上げ屋。
ただ、カタルシスを得られないラストの為、巨大な敵の不愉快さだけが残り、とても後味が悪くなりました。
伊丹監督。少し拘り過ぎましたかね?

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よし