「日本の闇の自画像」マルサの女2 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
日本の闇の自画像
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"マルサの女" シリーズ第2作。
レンタルDVDで鑑賞。
宗教法人を隠れ蓑に悪質な地上げと巧妙な脱税を働く鬼沢一家と、その裏で蠢く権力者たちに立ち向かう国税局査察部、通称マルサの活躍を描いた社会派エンターテインメント。
お馴染み「マルサカット」を振り乱しながら、板倉亮子(宮本信子)は今日も行く。あの手この手を使って大型脱税のカラクリに迫っていきました。しかし、地上げ屋と政治家が複雑に入り組んだ巨悪の全貌は、一筋縄では掴むことが出来ず…
様々な妨害と権力に阻まれ、手掛かりを掴んだと思ったら後一歩のところで参考人が消されてしまう…。当の鬼沢(三國連太郎)さえ、ヤバくなったら切り捨てられる蜥蜴の尻尾でしかなかっただなんて…。日本の闇とはあな恐ろしや!
まさかのラストに呆然。フェンス越しに地鎮祭を見ながら歯噛みする板倉の表情がなんとも言えぬ余韻でした。
※修正(2023/03/01)
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