「伊丹十三、さすがでした。」マルサの女 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
伊丹十三、さすがでした。
国税庁査察部が、脱税を繰り返すラブホテル経営者に迫る物語。
邦画私的ランキング1位の作品です。
国税の査察にフューチャーした斬新さ、新鮮さ。それを活かしきったストーリー展開。
BGMもテンポ良く世界観にぴったりで物語を盛り上げます。
主人公と経営者の因縁も、経営者のお金に関する妄執も、エンターテイメント映画の完成度を損なわないレベルに抑えられ、良いアクセントになっています。
それだけに、ラストの経営者の息子のシーンは、個人的には蛇足に感じました。しかし、、映画全体の評価を下げる程ではなかったと思います。
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