正午なりのレビュー・感想・評価
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楽しめない若者
興味の湧かない主人公とその友人、無駄にオフロードバイクと濡れ場のシーンが頻繁に、わかりやすい友人に対して東京で挫折した理由や悶々としている感情など理解し難い主人公にイライラしながらも衝撃的で変態的なラストは常軌を逸している。
物語と絡まない原田芳雄とかき氷売りの欽ちゃん。
冒頭では忠夫が逮捕されるシーン。この時点でどんな映画なのかわかってしまう
長野県大町にある湖近くの村。同級生では哲治(田村)が村に残っているだけという、皆都会に憧れて出て行ってしまった村。何が原因で故郷に戻ったのかはわからないままだったが、彼の性格からして対人関係なのだろう。親戚の紹介の就職先も蹴って、電気屋の修理工の仕事を始めるのだが、電化製品を実家まで運んでもらって直すという、かなりヒッキーな主人公。哲治とは旧交を温めるものの、こと“女”の話題になると避けようとする忠夫。連れて行ってもらったバーで知り合ったホステスのあけみを誘えば、なんとか上手くいきそうだったのに、部屋に帰ってセンズリこくだけの男・・・
やがて哲治はバーのいづみと駆け落ちするが、すぐに戻ってくるなど、女とつきうとロクなことがないという持論を正当化する忠夫であった。しかし、直後に哲治は見合い(相手は手塚理美)をし、上手く事が進むと忠夫はやりきれなくなってくる。
3人組の女の子が牧場へ体験合宿に来ていて、なんども覗き見する。さらにエスカレートして留守中に忍び込んで彼女たちの布団に絡みつき悶える姿・・・なんとなくわかるよ!
観光地ということもありカップルや、現地調達の即席カップルがみだらにセックスする。そして、もう一度東京へ行く前にあけみのアパートを尋ねると、彼女の男・原田芳雄に遭遇。むしゃくしゃして湖に行ってナンパしようにも、気味悪がられるだけの忠夫くん。可哀そうに被害にあったレイコ(若杉)ちゃん。転んで頭を強打したため、レイプというより、死〇になっちゃったよ。死んだのなら何で外出しするかわからん・・・つうか、挿入できなかったのか??虚しく正午のサイレンがなるところがいい余韻。
音楽はBGMじゃなく、ラジカセやラジオから流れてくる歌謡曲。これがまた懐かしくて、つい口ずさんでしまいそう。ピンクレディや八神純子など♪なお、タクシーは名鉄タクシー
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