「モノクロだからこその味わい」麻雀放浪記 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
モノクロだからこその味わい
1984年和田誠の監督デビュー作。
タイトルは知ってたが初見で原作も未読。麻雀は大学の友人と徹マンやってたぐらい。
いやぁ面白かった。80年代にこのテイストで撮るってのが凄い。バクチ打ちのろくでなしっぷりがモノクロ世界で生き生きと描かれる。
なんと言っても役者の顔がイイ!真田広之。鹿賀丈史、名古屋章、そして高品格!!加賀まりこ、大竹しのぶの女優陣も素晴らしい。
ラストもどうかしてる奴らのなんとも言えない姿が絶妙の余韻。初監督とは思えぬ見事な演出が冴え渡ってます。
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