「しっかりした作り」本陣殺人事件 だるちゃさんの映画レビュー(感想・評価)
しっかりした作り
金田一耕助といえば、石坂浩二か古谷一行のイメージで、中には渥美清や豊川悦司という単発物もありますが、まさか中尾彬を思い浮かべる人はいないでしょう。
この映画の製作年は1975年なので、1976年製作の犬神家の一族よりも1年早い事になります。
つまり、金田一を演じたのは中尾彬の方が早かった訳ですが、宣伝力の違いからか、幻の様な扱いになっているのは残念です。
ただし、GパンとGジャンにサングラスという、金田一のイメージとはかけ離れた姿なのには驚きました。
密室殺人のミステリー物なので、ネタバレは避けますが、トリックはやや荒唐無稽気味だなと感じました。
とんでも映画かと思いながら鑑賞しましたが、意外と真面目にしっかり作られた映画で、飽きる事なく楽しめました。
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