ボディガード牙のレビュー・感想・評価
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梶原一騎 + 大山倍達 + 千葉真一 =?
1973年公開、東映配給。
【監督】:鷹森立一
【脚本】:中西隆三
【原作】:梶原一騎、中城健
主な配役
【牙直人】:千葉真一
【美輪伶子】:渥美マリ
1.86分に凝縮されたアクションエンターテインメント
監督の鷹森立一は、人気ドラマ『キイハンター』も手掛けたことで知られる。千葉真一も出演していた。
『キイハンター』は1968年から5年も続いていたので、千葉真一とは、阿吽の呼吸だっただろう。
極真空手仕込みの千葉真一のアクション、創設者である大山倍達も出演している。
『空手バカ一代』など極真空手を世に広めた梶原一騎との深いつながりが垣間見える。
2.映画として
ブルース・リーの作品もそうだが、アクションを見せようとする当時の映画は、
◆ストーリー
◆シチュエーション
などは優先度がかなり低く、
◆分かりやすい善悪
◆とがりまくったキャラクター
で構成されている。
「現実離れして面白い!」となるか、
「んなアホな」となるか、
観る側に決定権がある。
たとえば、
牙の妹が暴漢に襲われるシーンがある。
空手ができる妹も徹底抗戦するが、多勢に無勢、
敗北する。
そして、なぜか全裸で路上に放置される。
というシーンに対して、
アタマにたくさん「?」が浮かぶようでは最後までもたないだろう。
3.まとめ
タランティーノやコッポラ、キアヌ・リーブスを虜にした千葉真一。
当時34歳だった千葉のアクションがふんだんに楽しめる。
実は、彼は声も良い。
改めてそう感じた。
千葉真一は好きだが、☆は2.0
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