「ドロップアウト」火垂るの墓(1988) たろっぺさんの映画レビュー(感想・評価)
ドロップアウト
呪いの光は美しく、衰弱していく節子の痛ましさをこれでもかと安全圏にいる我々に観せつける描写により、鑑賞後頭痛が酷くなった。
母になれず、父になれず、獣にさえなれぬ清太は、全体主義から抜け出せても、この煉獄からは抜け出せない。
供養する者が居ない人間のありのまま。
本作での光は、明確に死の直前の輝きとして扱われている。
ならば、ラストカットの光は。
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呪いの光は美しく、衰弱していく節子の痛ましさをこれでもかと安全圏にいる我々に観せつける描写により、鑑賞後頭痛が酷くなった。
母になれず、父になれず、獣にさえなれぬ清太は、全体主義から抜け出せても、この煉獄からは抜け出せない。
供養する者が居ない人間のありのまま。
本作での光は、明確に死の直前の輝きとして扱われている。
ならば、ラストカットの光は。