ボクの女に手を出すなのレビュー・感想・評価
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女優開眼する手前のアイドル小泉今日子の魅力爆発
WOWOWの放送にて。
薬師丸ひろ子主演の『紳士同盟』との併映で公開されたので公開時に観ているはずだが、内容は全く覚えていなかった。
監督の中原俊は、ロマンポルノから一般映画に転身したばかりだったと思う。ロマンポルノから有望な若手監督が次々に一般映画の舞台に躍り出た時代だった。
中原が小泉の大ファンで、とにかく小泉を全面に押し出すコンセプトで撮られたとか。世の小泉ファンも、とにかくスクリーンでキョンキョンが観られれば幸せだった時期だと思う。
そのコンセプトの通りと言うべきか、まぁ、内容は無茶苦茶だ。
原作、脚本がある映画だとは思えない。
…と、思ったら、原作小説は映画の脚本制作と同時進行でノベライズされたものだった(もちろん、未読)。さらに、現場で小泉の意見を取り入れて脚本を修正しながら撮影されたらしい。
製作全体でキョンキョンに賭けた映画だったと言える。
映画自体のデキの良し悪しはともかく、画面に登場する小泉今日子の魅力は今観ても色褪せていない。
彼女のルックスを魅力的に魅せることに徹した点では、アイドル映画の模範かもしれない。
さらに特筆すべきは、森下愛子との共演。
小泉今日子が好みの年上世代の男は、森下愛子もカバー範囲ではないだろうか。
そういう意味で、キョンキョン目当ての男たちに素敵なオマケを付けている。
アイドル映画と侮るなかれ
小泉今日子のアイドル映画だが、内容はなかなかハードだ。
中卒のヤンキー上りが主人公(小泉今日子)でキャラはピッタリ。
極貧状態でたまたま知り合った弁護士に紹介されて、富豪の豪邸でなんと家庭教師をやる事に。
ところが誘拐事件に巻き込まれ・・・。
アイドル映画なのに死人が多く出るのはビックリ。
映画はこけたが、ラストでスクリーンいっぱいのキョンキョンの悲しそう...
映画はこけたが、ラストでスクリーンいっぱいのキョンキョンの悲しそうな笑顔のアップを見て、「この娘、映画女優としてやっていける」と確信したことを思い出す。
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