ホーホケキョとなりの山田くんのレビュー・感想・評価
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「しゃーない」の精神
1999年公開作品
久々の鑑賞
久しぶりにミヤコ蝶々の説教を聞いた
当たり前のことだと感じるが「今の時代だったら炎上」とかYahoo!ニュースとかでコタツ記事ライターが取り上げそう
うるせー
監督と脚本は『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』『火垂るの墓(1988)』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『かぐや姫の物語』の高畑勲
東宝ではなくなぜか松竹
唯一の松竹
興行的には失敗
テレビ放送はたった1回で視聴率9%台
国内の評価はとても低い
しかし海外の評価は高い
ニューヨーク近代美術館も高く評価している
ジブリ初のセル画を使わないデジタル移行でありながらあえて水彩画風のイラスト
某漫画家の打ち切り間際ほど酷くはないが「適当」な手抜きぶりの背景に味わいを感じる
なんてことはないちょっと「クスッ」と来る愉快な家族の日常
『もののけ姫』という名実ともにアニメ史上稀に見る大作のあとのこの脱力感がたまらない
この作品に星5をつけるのは自分らしい
死者を蔑み「自業自得」と詰る殺伐とした現代人たちにこの作品のメッセージが少しでも届けばいいな
山田夫妻がボブスレーに乗るシーン好き
暴走族に山田たかしが抗議しようとする場面で緊張感を持たせるためか絵のデザインがガラッと変わるシーン好き
のぼると女子生徒で傘の取り合いになる変な相合傘のシーン好き
あまり登場しなかったが藤原ひとみは好み
原作は朝日新聞の4コマ漫画
いしいひさいちの『となりの山田くん』
新聞の4コマなんて基本的につまらない
たとえオチが「?」でもほのぼのとしてればいいわけで
決して岩谷テンホーみたいなお下劣を期待してはいけない
映画館では日本の映画より圧倒的にアメリカの映画を観る人ほど『ホーホケキョ となりの山田くん』の評価は低いイメージがあるがアメリカ人の通はこの作品を高く評価している皮肉
なんだか悲しいな
そんな自分もウォーホルやリキテンスタインの素晴らしさを全く理解できないのでニューヨーク近代美術館が高く評価しても複雑な思いは少しだけある
あとあえて苦言を呈するならタイトルの『ホーホケキョ』はやっぱりいらない
声の配役
山田家の専業主婦の山田まつ子に朝丘雪路
まつ子の夫でサラリーマンの山田たかしに益岡徹
家の土地の所有者でまつ子の母親で山田夫妻山田親子と同居している山野しげに荒木雅子
山田夫妻の息子の山田のぼるに五十畑迅人
のぼるの妹の山田のの子に宇野なおみ
俳句朗読に柳家小三治
キクチババにミヤコ蝶々
しげの友人に中村玉緒
のの子の担任の藤原ひとみに矢野顕子
受付嬢に富田靖子
配達人に斉藤暁
暴走族に古田新太
テレビ番組の声に上岡龍太郎
TV番組の声に笑福亭鶴瓶
野球解説に江川卓
野球実況に今井伊佐男
ケセラセラ
なんとかなるわよ(ならない)。
くすくす笑える
面白かった
いやぁ、いいですねぇ〜
結構ジブリの中でも好きの方。
個人的には『もののけ姫』と対を成す
どゆるい
こんなジブリもたまにはいい
いしいひさいちによる4コマ漫画を高畑勲が映画化したスタジオジブリの1999年の作品。
ジブリ作品史上、高畑監督作史上、最も認知度が低く、興行的にも大コケした事で知られる一作。
簡単に言えば、日曜の夕方やってるサザエさんをそのまま映画にしたような感じ。
平凡な山田家の日常を切り取り、4コマ漫画らしく複数のエピソードを繋げた展開。
大事件が起こる訳も無く、ゆるくてのんびりとした時間が流れる。
受けなかった理由も分からないではないが、かと言って失敗作と斬り捨てるには待った!
一つ一つのエピソードはユーモラス。
ほっこり温かい。
何気ない日常と家族の有り難み。
矢野顕子による主題歌も心地良い。
緻密な画で知られる高畑勲監督。
本作と「かぐや姫の物語」では素朴なタッチ。
アニメーションの表現に挑戦し続ける。
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