ホーホケキョとなりの山田くんのレビュー・感想・評価
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『かぐや姫』に繋がる傑作アニメーションだと僕は考える。一見、 この...
『かぐや姫』に繋がる傑作アニメーションだと僕は考える。一見、
このアニメ映画は『雑に描かれすぎている』様に見える。しかし、高畑勲監督の一つの試みと理解している。
ケセラセラ
夜中にふらふらしながら帰宅し、くわえたタバコの火もつけず、舟を漕ぎながら、嫁がとりあえず置いたバナナを剥く。そんな旦那に目はやらず、パペポTVを眺めて、旦那が寝るまで付き合う嫁。純然たる四コマ漫画をそのまま滋味溢れる世界へと昇華させる。
家内安全あってこそ
DVDで久しぶりの鑑賞。
原作マンガは未読です。
スタジオジブリ作品でいちばん好きな「風の谷のナウシカ」の次に好きな作品。一度しかテレビ放映されていないのが不思議なくらいとても面白くて、子供の頃何度も観ました。
マンガの画がそのまま動いているようなスタイルは従来のジブリ作品とは違い、初見時とても斬新に感じたことを覚えています。多額の予算が投じられていることを後に知り驚愕。
日常あるあるに笑わされたりほろりとさせられている内に、普段は意識していなかった人生の機微や秘訣に気づかされていく。体も心も健やかにいられるのは家内安全あってこそ。心が温まり、家族のありがたみを感じました。時代が移り変わろうと、この家族の姿だけは決して消えて欲しくないなぁ…
なんとかなるわよ(ならない)。
1999年劇場公開時鑑賞。
ベクトルの相違というか、先鋭性の違いが相乗効果を産むのではなく相殺されちゃったように思いました。お互い不幸になる組み合わせだったというか。
藤原先生が出てくれたので、セーフ判定です。
くすくす笑える
没入しない、日常と地続きのファンタジーとのことでなるほどなあと思った。バラバラでもなく、ベタベタもしないちょうどいい塩梅の家族。
しかしこれを商業ベースに乗せるプロデューサーは大変。
99年か。郊外の一軒家、家族で車でお出かけ、主婦のお母さん、この平凡さすら豊かで眩しく感じる2022年。
面白かった
ボブスレーで始まる結婚生活。自分の新婚時代を思い出した。いや、本当にあの頃はそんな感じだったなぁ。
高畑勲監督の傑作だ。躍動感と滑らかさに満ちたアニメの動きに度肝を抜かれた。「動き」への圧倒的な自信と知的な裏付けがなければ、この原作を104分の作品に出来るはずがない。
家族の日常を描きながら、それがいつしか遠い過去になることを察知しながら映像を綴っている。
豊かさと引き換えに徐々に失われていく何かが、水彩画の淡色のようで、切なかった。
豊かなバブル期の日常
エピソードの一つで、入院したお婆さんの友達が病棟で明るく振る舞ってたのを、見舞いに来たお婆さんが「アンタ何の病気なん?」と質問した途端、友達が泣き崩れるの心に刺さった。
たぶんだけど、もう回復の見込みがなくて、絶望や寂しさを長年の友人であるお婆さんに見せたくなくて無理してたんだな、と察し。
優しい人は自分を心配してくれる人の事を考えて本音が言えないんだよ。
いやぁ、いいですねぇ〜
たったいま鑑賞しました。何度目でしょうか。本当に素晴らしい映画でした。
高畑勲作品の、完成度という意味では『かぐや姫の物語』が一番だと思っていて、個人的に一番好きなのは『赤毛のアン』なのですが、本作はその次くらいに好きな作品です。
本当にいい映画なのでまだ見ていない方はぜひご覧になってください。オススメです!
結構ジブリの中でも好きの方。
個性が強すぎて倦厭されがちですが、私的には結構ジブリの中でも好きな方です。
アニメーションとしての技術的クオリティーが半端じゃありません。内容もテーマもほっこりとしていて何度も何度も見れますし飽きません。
個人的には『もののけ姫』と対を成す
日常の話が、のほほんとコミカルに描かれています。私は好きです。
特に、同じくジブリ作品の「もののけ姫」の「生きろ!」っていう主張のアンチテーゼとして観てみるとおもしろい。
どうしても肩に力が入る「もののけ姫」、その肩の力を抜いてくれるのが本作だと思います。
どゆるい
実はもののけ姫と千と千尋の神隠しの間にはこの作品があったことを最近知った笑。
新聞の4コマ漫画で見かけたことがあったののちゃんシリーズを繋ぎ合わせたのがこの作品。
104分はちと長すぎな気もするが割とクスクス笑える話や背景を描き切らないほどシンプルな作画の一方で結婚の件や月光仮面の件などビックリするくらい鮮明に動き出す画のギャップに驚く。さすがはジブリ笑。
ののちゃんの頭部は一体どうなっているんだろうと心配になる作品。
おばあちゃんが辛口で面白かった笑。
好きな話は家政の天才、好きなシーンは年賀状の仕分け笑。
こんなジブリもたまにはいい
いしいひさいちによる4コマ漫画を高畑勲が映画化したスタジオジブリの1999年の作品。
ジブリ作品史上、高畑監督作史上、最も認知度が低く、興行的にも大コケした事で知られる一作。
簡単に言えば、日曜の夕方やってるサザエさんをそのまま映画にしたような感じ。
平凡な山田家の日常を切り取り、4コマ漫画らしく複数のエピソードを繋げた展開。
大事件が起こる訳も無く、ゆるくてのんびりとした時間が流れる。
受けなかった理由も分からないではないが、かと言って失敗作と斬り捨てるには待った!
一つ一つのエピソードはユーモラス。
ほっこり温かい。
何気ない日常と家族の有り難み。
矢野顕子による主題歌も心地良い。
緻密な画で知られる高畑勲監督。
本作と「かぐや姫の物語」では素朴なタッチ。
アニメーションの表現に挑戦し続ける。
笑えなかった
4コマギャグみたいな内容なのに、全然笑えなくて困った。市井の人の素朴な生活を描いているのだが、共感したい気持ちにならず、むしろ踏み潰したいような残酷な気持ちをかき立てられて困った。
絵や表現がすごいらしいのだが、どうすごいのか全然分からなかった。むしろ簡単に描けそうな感じがした。
録画して見たのだが、眠くて途中で3度寝た。
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