「校長と生徒会長」暴力教室(1976) kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
校長と生徒会長
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黒板に名前を書いているときに生徒の席からナイフが飛んできた。そしてオープニングタイトルとクレジット。背景はクールスの面々がバイクで突っ走るモノクロ映像というかっこよさだ。しかし音楽はダサい。
溝口はかつてボクサーであり、対戦相手を死なせてしまった過去がある。ネガと取り返す際にも非暴力を貫いた溝口に怒りを覚えた喜多条は溝口の妹(山本)をレイプする・・・
学園校長側の土地売買汚職や、生徒会長(南条弘二)を使って不良を抑えつけようとするずるさ。そして、溝口と喜多条のサシのケンカに警察を呼んでおいて、「大変なことになったぞ」という愚かさ。不正に気付いた女性教師(安西マリア)がビラを作って告発しようとするも、レイプという非道行為で挫けさせる愚行も。おかげで不良グループも疑われることになった。
溝口の心理状態以外はかなり雑な脚本も気になる。屋内でのケンカっから一瞬にして校庭に移ったのは面白かったのに・・・
最後には喜多条はじめ、不良たちが校長をやっつける気持ちになるのだが、その転換点がよくわからない。それと、病院に見舞いにきた喜多条を殴ってるシーンで、いつの間にか彼らが犯人じゃないと気付いた点も。溝口の妹も車にはねられて死んじゃうし、復讐の炎は燃えるのだが、生徒会長の異常さも・・・
『燃えよドラゴン』を意識してるかなぁ~、特に日本刀を振り回す校長との死闘が。まぁ、このあたりがB級の面白さ。
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