劇場公開日 1976年2月28日

暴走パニック 大激突のレビュー・感想・評価

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4.0大阪弁怒号の中のカーチェイス!

2024年9月19日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

壱万円札は聖徳太子、銀行は昔の名前で出ています、赤電話やピンク電話があって、「婦人警官」はミニスカート、グレープの「精霊流し」が何故か流れ、スナックがあって、ビールは缶でなくて瓶で、家庭台所の鍋は白地に花柄、カップ麺はもうあって、色んな趣味嗜好のおじさん&若者がいて、右翼街宣車は春闘反対を叫んでいる。1970年代の日本。

カーアクションが圧巻!セダン、軽トラ、パトカー、MHKの報道車、救急車、消防車、タクシー、暴走族(お揃いの革スーツでヘルメット被ってスマート、全然不良じゃない)、それらがぶつかりひっくり返りドア欠損、血だらけ。大阪弁が飛び交ってコッテリ感満載、もうゴチャゴチャ!最後はモーターボート🚤!余りに泥臭くて笑えてベルモンドもびっくり!渡瀬恒彦は女の駆け込み寺役がとても似合う。渡瀬恒彦はマッチョでないから女はちゃんと嗅ぎつけるのだ、「時代屋の女房」のように。

カーアクション&銀行強盗(日本で銀行強盗とはバタ臭い!)&殴り合いのスタントマンの皆様、素晴らしかったです!

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talisman

3.5女優陣の頑張りが半端ない☝️

2022年4月29日
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鑑賞方法:VOD

今では絶対無理な女優陣の体当たり演技に比べて、俳優陣のドンパチは可愛いいものである。昭和の迫力を見せて貰った❗

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mark108hello

3.5スタントカーレースみたい

2020年7月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公(渡瀬恒彦)は銀行強盗で手に入れた大金をいろんな連中から狙われる。
途中で知り合った、というか拾った女(杉本美樹)とは、別れようとしても別れられない。
最後は主人公の車が、パトカーや暴走族などとスタントカーレースが展開される。
軽快なテンポで見せるカーアクション映画。

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いやよセブン

3.0昔憧れてた杉本美樹

2020年7月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 女番長シリーズの杉本美樹が大好きだった中学生の頃。18禁の映画ばかりだったので、なかなか映画館で観ることもできずもやもやしていた。

 そんな杉本美樹はしつこい客の三谷昇を振り切って、バーテンダーである渡瀬恒彦といい仲になっていく。渡瀬と小林稔侍が連続銀行強盗犯であり、これを最後にしてブラジルへ渡ろうとしていた折、逃走途中にトラックにはねられ小林が即死。やがて、警察の調べで強盗犯の一人だと突き止められ、一方、小林の兄である室田日出男が渡瀬の金を奪おうと執拗に追い回すことになるのだった。

 警察内部でもうだつの上がらない警官川谷拓三が犯人を目撃しているのに人相書きすらできない悔しさから、仲間を振り切って渡瀬を単独で追う。こうして二組からの追跡を受け、逃亡する渡瀬・杉本。最終的には一般車、暴走族をも巻き込んでのまさにカーチェイス・パニック!もう無茶苦茶感が凄い!

 途中、自動車整備工の男が殺人を犯すのですが、この犯人をパトカーではねてしまう。なにやってんだ拓ちゃん。痛快とは言い難いほどドタバタでもあるけど、貧困家庭の描写や、右翼の街宣車や、変態気味の味付けもほどこされ、よくあるパターンなのに一味違うところが深作流なのかな・・・

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kossy

3.0とてつもない負のお祭り騒ぎ

2016年7月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

渡瀬恒彦扮するバーテンダーのにいちゃんが、フリーターぽい小林稔侍と組んで銀行強盗をやるんだけど、とんだハプニングがあり、稔侍がグチャグチャに事故死。一人逃走をする映画が
「暴走パニック 大激突」

パニックとかいっても船が転倒したり、大型旅客機がセスナとぶつかったり、バカみたいに高い高層ビルが火事になったりはしない・・・

ただ渡瀬恒彦の逃亡を描くのみ。途中平行して、変な人々が描かれる。渡瀬恒彦の彼女(杉本美樹)につきまとうマネキン好きの中年オヤジやクルマフェチの自動車修理工。彼は好きな車種が修理にくると、修理・納車した後、自分でその車を傷つけ、また修理に出されるのを待つ。しかし彼の悪行をホモのオヤジに目撃され、脅され、オヤジに体を要求される・・・・
情けない警官川谷拓三は交際している婦人警官渡辺やよいを同僚の警官に横取りされ、出世もできず、逃走中の渡瀬を取り逃がす。
しかし婦人警官渡辺やよいは勤務中にセックスするは、制服の下はゲーターベルトつけてるはで、本当に婦人警官なの?って感じ。(そこがいいのかもしれない)
で、杉本美樹扮する渡瀬恒彦のカノジョはハーフ。20年くらい前に年末テレビで放送された時セリフの一部が消されてた。「あいのこ」というセリフが削除されてた。一体なにがなんだかわからなかった。(杉本美樹をハーフって無理があるきがする。)
ここ大事でしょ!何故彼女が虐げられた状況にあるかとか、なぜ渡瀬恒彦と海外に逃げたいの?とかの答えがそこにあるでしょ。
その杉本美樹が白痴的に渡瀬を慕うあたりがいい。かなり逝っちゃってる感じだけど、自分にとっては魅力的だ。(実際日常生活に置き換えると考えてしまうが・・・)
そして、またもや登場執念の男・室田日出男である。渡瀬の共犯者で弟小林稔侍が無惨に事故死、銀行強盗の分け前を強請に渡瀬を執拗に追う。脅す。暴れる。

上記の連中が後半で一気に集合し追う者、追われる者のカーチェイスが繰り広げられ、さらに全然関係ない市民がこの騒動に巻き込まれ、自分の車がアテられた事に怒りカーチェイスに参加し、その集合体はどんどん増え終盤はへんな空き地をみんなで車乗ってグルグル回ってる。
車の炎上、暴動。これがパニック。無茶振りなタイトルへの繋ぎ。
さすが深作欣二。凄い映画。

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colt45SAA