「物凄く死屍累々。なんかスゴかった。」復活の日 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
物凄く死屍累々。なんかスゴかった。
そういえば死屍累々って言葉あまり使わないですね。でもそんな言葉が出てしまう程、死屍累々としてました。やー、人類が滅びる程のウイルスは違いますね!
2020年の今だから観たいシリーズ。古い映画なので色々と厳しい面はありつつも、昔の邦画ってスゴかったんだなぁっという感想です。多分これは原作の小説も面白いのではなかろうか?小松左京って有名なSF作家でも名前しか知らなかったのですが、本作を観て「もしかしたら小松左京って面白いのかも?」と思いました。人類をわざわざ二回も絶滅させる発想ってブッ飛んでますね。
前半のウイルスによって死んでいくシーンは妙な演出がない分、よけい不気味でした。変に血を噴いたりするより咳き込みながら死んでいく方がリアリティーあってよっぽど怖い!ホワイトハウスの場面の尺やたら長いなぁっと思ってたら、後半の二回目の絶滅に繋がるとか。昔の映画って無駄な場面多いよなぁっと思って観てたのですが、ちゃんとストーリーに繋がったので逆にビックリ!後、イタリア風邪ってのがコロナウイルス広まってるイタリアを予知してたみたいでスゴい偶然!いや、小松左京程の作家なら予知能力に近しいものがあったのかも!?今本作をイタリアで公開したら大炎上間違いないでしょう。
途中途中で流れる昭和歌謡みたいな音楽で妙に冷めてしまう事はありつつも、おおむね楽しめました。でも、最後は人類が十数人になってたんなら、種の最小存続個体数割っているだろうからあのまま人類絶滅エンドですね。ヨシズミさん、せっかくアメリカ大陸縦断したのに残念!
mizupoyoさん、コメントありがとうございました。
これだけの内容ですし、当時は本当にインパクトあったのではないかと思います。重いテーマですよね。コロナがここまで危険じゃなくて良かったです😅
大好きな作品で、懐かしいです。当時はホントにセンセーショナルな作品でした。人間が地球と「共存」して「生きる」とは何かを考えさせられます。重いテーマの作品ですね