復讐の帝王

劇場公開日:

解説

最愛の家族や婚約者を殺された男たちが、殺しのプロフェッショナルとなって復讐を果たす姿を描いたアクション。監督は「六本木バナナ・ボーイズ」の成田裕介。原作は桑原譲太郎の同名小説。主演は「レッスン Lesson」の渡部篤郎と「人造人間ハカイダー」の岸本祐二。

1995年製作/95分/日本
配給:シネマパラダイス(配給協力*ヒーロー)
劇場公開日:1995年8月12日

ストーリー

優しい妻と可愛い娘、そして結婚間近の妹たちに囲まれ、四条辰也は幸せな日々を送っていた。だがある日、妻と娘は狂人じみた通り魔に殺され、さらに妹は謎の自動車に轢き逃げされてしまう。生きがいを失って気落ちした四条に対しジャーナリストの森下は、一連の事故は殺人事件だと告げる。訝しがる四条をよそに森下は調査を進めるが、核心をつかんだという電話を最後に何者かに殺されてしまった。通り魔は組織によってヤクに侵された人間であり、殺された家族たちはその現場を目撃したために事故を装って始末されたらしい。四条は手掛かりをつかもうと自分で調べ始めるが、その行く手を阻むかのように関係者が次々と消されていく。そして四条は組織の者らしい見知らぬ男に襲われ、特殊な薬物を注入されて強度の神経衰弱に陥ってしまった。そのうえ四条は組織の息のかかった病院へと幽閉される。このまま生殺しにされると思われた頃、亡き妹の婚約者・東海俊太郎が病院へ面会に訪れた。やはり東海も事故を不審に思い、独自の調査を進め事件の背後を探っていたのだ。同じ悲しみと苦しみを分かち合う者として東海は四条を元気づけた。病院から退院した四条は魂の抜け殻のようだったが、東海の必死の励ましと復讐への誘いにやがて正気を取り戻す。復讐を決意した四条と東海は、元傭兵でその道のスペシャリストである朴を訪ね、彼を雇って戦うプロフェッショナルとなる特訓を受け始めた。組織の殺し屋らしい中国人・華らの追跡をかわしながら、二人は一人前の戦士へと成長していく。東海の調査結果からまずは金田組の吉野という男にターゲットを絞った二人は、吉野を追いつめ真の黒幕が稲葉組の増岡であることを知った。華を含め完全防備で構える増岡の別荘へ、四条と東海は捨て身の覚悟で乗り込んでいく。激しい戦いを経て、もはや敵を独力で倒しきれなくなったと悟った二人は手にした爆弾を爆破させるのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く