劇場公開日 1969年2月1日

「錦之助×三船&裕次郎」風林火山 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5錦之助×三船&裕次郎

2015年4月5日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

錦之助と三船の、夢の様な2ショットがとにかく嬉しい。(クライマックスは錦之助と裕次郎の2ショットが見られる)

三船=勘助と錦之助=晴信よる2人の関係は、プラスとマイナスが混ざり合い強固な力となって行く。
“遙か彼方の夢”を見る=勘助と、“目の前にある物”を欲する=晴信。そして、父親の敵でありながら錦之助の妻となる佐久間良子の悔しさ。
しかし勝頼を身ごもった事で、次第に気持ちに変化が生まれて行く。

その佐久間を密かに想いながらも、立場上どうにもならない歯がゆさを“梅の樹”に託す三船。それを薄々感じている佐久間。
その辺りの細かな心理描写の脚本は、流石橋本忍といったどころでした。

合戦場面ではエキストラの動きが鈍重な為に、肝心な合戦シーンの緊張感が今ひとつ感じられ無いのが悔やまれるところです。

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松井の天井直撃ホームラン