緋牡丹博徒のレビュー・感想・評価
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昭和臭がいっぱいの明治時代劇で高倉健が大活躍
総合:55点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:55点|ビジュアル:65点|音楽:60点 )
昭和時代制作らしい単純な話と大袈裟な演出と台詞回しとやたらと場面場面で流れる音楽で、当時の価値観での格好の良い人物像が悪を倒す姿を描く娯楽任侠時代劇作品。明治時代を舞台にした任侠物だが、よくやっていた江戸時代のテレビ時代劇と雰囲気は似ている。
こういう昭和中頃の雰囲気の作品が自分は特に好きでもないので、特にはまりもせず。主題歌の歌は主演の藤純子が歌っているらしいが、酷いので他の人に歌わせたほうが良い。格闘場面はやられ役が戦うことなくやられる順番を待つという昔ながらの殺陣。
高倉健は冒頭の字幕で特別出演と書いてあったので一場面のほんの数分間ちょい役で出るだけだと思っていたら、主役を喰う大活躍でびっくりした。健さんはこういう昭和の雰囲気の中で本当に映える俳優とは思う。特に自分の知らない若いころの高倉健なので余計に格好いい。もし高倉健が出ていなければけっこうつまらない作品だった。
熊虎親分がんばって!
2021年8月9日
映画 #緋牡丹博徒 (1968年)鑑賞
#藤純子 主演のヒットシリーズの第一作
藤純子の父親は映画のプロデューサーの #俊藤浩滋 と言って、もともとはその世界の方で、その経験からか東映の任侠映画に関わった。
藤さんの主演ですが、1番いい場面は #高倉健 さんがもっていった感じですね。
冒頭とラストの口上に様式美を感じる。ただし寅さんを思い出してニヤリ...
冒頭とラストの口上に様式美を感じる。ただし寅さんを思い出してニヤリとも。
藤純子昼のワイドショー司会からしか知らないから新鮮かつ美しくも凛々しい。
大河ドラマいだてん以来、久々に聞いた、とつきゃむねえ、ばってん。
道後の人がもっと伊予弁喋ってほしかった。
久しぶりにシビれる映画
一作目は初めて見た。
主題歌も知ってるし貫禄が出てからのシリーズは見たことがある。
オールスターキャストに混じっての初々しいお竜さん良かった。
しかし、しかし、高倉建である。
綺麗で純粋さすら感じる眼の奥から悲哀を滲ませる。立ち居振る舞いという言葉を体現する存在感。痺れました。
凛
「昭和残侠伝」の次に選んだシリーズ。
まさかの高倉健さん共演でテンション上がる。
東京東映のイメージが強かった仁侠映画だけど、今作は京都東映で撮ったみたいだ。殺陣のクオリティは流石に高い。
斬られ役が斬られ役として、堂々たる仕事ぶりを発揮してる。
さて、昭和残侠伝の花田秀次郎が雑草の逞しさなら、今作、矢野龍子は凛と咲く百合のような気高さがある。
粋な姐さんではあるものの、正直場違いすぎる。品があって、たおやかでしなやかで。
確信犯的なヒロイン像なのである。
勿論、それを遺憾なく体現してみせた富司純子さんがいればこそ、なのだが。
同じ渡世の話でも、女性にしか出せない艶みたいなのがあってとても良かった。
流暢な方言を操るわけなのだけど、全くもって田舎くささはない。
10台のあどけなさも、大人な色香も使い分ける芸達者ぶり…大好き!
ラストのある意味ラブシーンである健さんとのシーンは、とても良かった。
不死身の高倉健が弱っていく様もいいのだが、それを抱きしめ、額をこすりつける富司純子さんのなんと健気な事か…!
啖呵を切って意地を張ってきた女性ならではのギャップ萌なのである。
女性の主演ならではのシチュエーションだ。
おそらくコレは鳴り物入りでクランクインしたのではなかろうか?
満を辞しての富司純子。しかも、女渡世人。特別出演枠に「高倉健」
キャストもスタッフも、とてもとても豪華な布陣なのである。そして期待に応え、前評判を上回る高評価を得た作品だったのでないだろうか。
なんか新機軸のようなポジションだった。
お話も見やすかったし、展開も丁寧だ。
健さんは安定の渋さで、富司さんは美しい。若山さんの3枚目ぶりは見事!
シリーズのお披露目としては、満点の出来栄えだったと思われる。
こんなシリーズがあったんですね。全然知りませんでした。冒頭の博打が...
こんなシリーズがあったんですね。全然知りませんでした。冒頭の博打が何やってるかさっぱりわからん(笑)指、痛い!
藤純子の女ヤクザ、カッコいい、可愛い。しかめ面はちとぎこちない(笑)
第1作の強力助っ人は我らが健さん。この健さんが最後は全てを持って行ってしまう。もはや健さん映画、主役が誰かわからなくなってしまう(笑)
しかしおかげで任侠映画全盛期に新たな女スター誕生。わたしゃ「ごくせん」の方が好きですが(笑)
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