劇場公開日 1977年11月26日

「大林映画ではある」瞳の中の訪問者 K・Mさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5大林映画ではある

2025年3月13日
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手塚ファンの大林監督による、片平なぎさを売り出すためのアイドル映画の体裁を借りた「主観的手塚論映画」…御本人が言うだけあって、たしかに大林臭も手塚臭もするんだけど、その前に❲商業映画❳としてどうなんだか…

手塚先生の本質はオタクでありながらエンタメとして老若男女たくさんの人に観てもらいたいところにある。
エンタメの中にアンチテーゼを織り込んで独特の美学を追求する姿勢が手塚作品の魅力なのだから、カルトやメタの切り口では活かせないと思っている。

手塚作品を活かせる表現は映像ではなく、漫画そのものだと再認識させられるばかりである。

K・M