必殺4 恨みはらしますのレビュー・感想・評価
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深作ワールド
劇場版第4弾。
前回に引き続き飾り職人の秀が登場し、しれぇーと普通に仲間の中にいるが秀は当時のTVレギュラーではなくお玉との共演はこの1作のみ。
物語は、南町奉行所に女かと見紛うほどのけばけばしい男が新奉行として着任、そして主水が足蹴なく通っている飲み屋おふくがあるおけら長屋で起こった暴れ馬騒動に疑問を抱いた主水が…
深作ファミリーと呼ばれる千葉真一さんはじめJACのメンバー、岸田今日子さん、蟹江敬三さん、倍賞美津子さん、堤大二郎さん、室田日出男さん、そして前回に引き続き成田三樹夫さんなど豪華ゲスト。
中でも、終盤千葉真一さん演じる仕事人わらべ屋文七と蟹江敬三さん演じる九蔵が強風が吹きすさぶ中、半壊するおけら長屋で壮絶な戦いを繰り広げるシーン、
そして、真田広之さんが気持ち良さそうに演じる初の悪役ぶりが見応え十分。
旗本愚連隊
2023年7月16日
映画 #必殺 4 恨みはらします(1987年)鑑賞
#深作欣二 監督、#千葉真一 主宰のジャパンアクションクラブ(JAC)が制作協力で、#真田広之 が悪役
当時のバブル景気を反映して地上げブームを題材にしてる
#相楽晴子 とか #堤大二郎 とか懐かしい人が出てました
それと、#小林ひとみ もね
一見さんにオススメするならコレ
コアではないファンがイメージする「必殺仕事人」を体現しているのが本作だと思う。
ほぼ、主水が活躍するため中だるみが無いものの、TVスペシャルみたいなメンバーの見せ場が薄い点は仕方がない。
その分、千葉真一や倍賞美津子、真田広之らがいい感じで絡められており、蟹江敬三と千葉ちゃんの一戦は見応えあり。
逆に、あれで良いのかという意見が分かれる結末の付け方だが、これはもう各人の好みでいいんじゃないかな。
消耗しきった主水が勝つには刺し違えるか、手助けしか無いわけで。
そういうのもアリなのが〈必殺仕事人〉ですから。
これぞ映画版という豪華な布陣。ゲスト仕事人に千葉真一、なんと悪役に...
これぞ映画版という豪華な布陣。ゲスト仕事人に千葉真一、なんと悪役には真田広之。この2人、圧巻の活躍を見せてくれます。
いつもの仕事人たちも映画ならではの組み合わせ。こちらの活躍はほぼラストのみでちょっぴり寂しい。
さすがは深作欣二監督の重厚さ。必殺好きなら必ず見なければならない必殺映画最高峰…らしい。
BS日テレ
クライマックスでの藤田の表情が見事でした。
悪逆非道の新任奉行に、仕事人が戦いを挑む物語。
テレビシリーズの面々に、千葉真一や真田広之が共演するアクション時代劇です。
真田広之の悪役ぶりが秀逸です。特にクライマックスの薙刀での殺陣は惚れ々々するものでした。また、それを驚愕の面持ちで見つめる藤田まことの表情も見事です。
邦画では冗長になり易い中盤も、主水のキャラクターとしての魅力もあり、それ程気にならず。楽しめるエンターテインメント作品でした。
ただ、ラストは遊びすぎ、インディージョーンズへのオマージュだったようですけど、あれをクライマックスでやってはダメでしょう。もしかすると、JACに気を使ったのでしょうか?「勿体ない」という言葉しか出てきませんでした。
ケレンは少なめ
劇場公開時鑑賞。当時は気にしていなかったが、監督は深作監督だったのか。
必殺シリーズは、異能バトル(バトルじゃなくて殺しだが)の一種みたいな見方をして好きだったので、当時はどちらかといえば主水以外の活躍を楽しんでいた(罰当たり)。今から見ると出演者も豪華かつ堅実な面々だった。
深作仕事人…仁義なき敵に怒りの必殺!
必殺シリーズ劇場版第4作。
必殺シリーズテレビ放送15周年記念作品。
DVDで鑑賞。
必殺シリーズは、幼い頃から祖父母と一緒に再放送を観ていたせいか、好きな時代劇のひとつです。クライマックスに繰り広げられる多彩な仕事シーンに夢中でした。
劇場版があることを知ったのはつい最近で、俄然興味が湧きました。何作かある中から本作を真っ先に手に取りました。全く迷いませんでした。だって迷う要素が無い…
まず監督が深作欣二。これだけで面白さが保証されていると言っても全く過言では無い!―しかも深作組の常連がこぞって出演していると云う豪華さにもシビれました。
当時社会問題となっていた悪質な地上げを取り上げている点は、とても「必殺仕事人」らしいなぁ、と…。時事問題に切り込む姿勢は今も全く変わっていません…
おけら長屋を巡る陰謀劇と美しき新南町奉行・右京亮の秘密に迫るミステリーは結構陰惨でスリリングでしたが、テレビシリーズとあまり代わり映えせずな感でした。
しかしアクションシーンはジャパンアクションクラブが監修しているだけあって、テレビシリーズに比べて格段にダイナミックで、めちゃくちゃ迫力がありました。
千葉真一のアクションが一流なのはもちろんのこと(風の吹き荒ぶおけら長屋での決戦は手に汗握る壮絶さでした)、クライマックスの右京亮一味と主水たちの戦いもいつもと違った激しさで、主水の髪が乱れに乱れているのが印象的でした。
必殺らしさを失わずにスケールアップした本作のクォリティーはとても素晴らしく、これぞ劇場版と云う感じでした。
※追記(2022/07/20)
2回目の鑑賞を終えて―
右京亮ですが、劇場版シリーズでいちばん若い黒幕にして、最もやり口がエグいしえげつないしで鳥肌もの。動機には同情の余地があるにしても幼さが垣間見え、純粋故の残酷さを秘めているのが恐ろしい…。クライマックスの豹変ぶりも怖いのなんのって…。真田広之の演技が上手過ぎると思いました。
※鑑賞記録
2022/07/20:Blu-ray
※修正(2022/07/13)
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