「ヨージ・ウエスタン…出会いと別れ」遙かなる山の呼び声 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
ヨージ・ウエスタン…出会いと別れ
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民子三部作第3作。
Amazon Prime Video(プラス松竹)で鑑賞。
「幸福の黄色いハンカチ」以来の山田監督と高倉健のタッグで魅せる、春夏秋冬を通した出会いと別れの物語が切ない。男は女に愛を与え、その子に強さを教えてひとり去っていく。
「シェーン」は観たことありませんがあらすじは知っていたので、本作を観始めて間も無く同作が下敷きであると分かりました。山田洋次監督なりの西部劇を目指したのかな、と…
確かに北海道の草原は西部の荒野みたいに雄大な景色だし、西部劇的ストーリーを描くにはぴったりの場所。さながら「ヨージ・ウエスタン」と呼びたくなる物語を堪能しました。
高倉健と倍賞千恵子の相性はばっちりだし、吉岡秀隆の存在感も抜群。3人の関係の深まりを丁寧に描いたからこそ、悲しさが際立つクライマックスは涙無しに観れませんでした。
護送シーンも感動的でした。高倉健たちの向かいの席に座り「待ってるからね」の気持ちを伝える倍賞千恵子とハナ肇。それに涙を浮かべる高倉健。彼らの演技に温かい涙が出ました。
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