花と竜(1962)のレビュー・感想・評価
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やはりこの二人には現代劇こそ似合うし、日活の映画にはこの二人も醸し出している無国籍な垢抜けた世界が求められていると思います
石原裕次郎と浅丘ルリ子のカップル
なのに現代の恋愛ものじやなくて、日露戦争の頃の北九州を舞台にしたいわば任侠物
まるで東映の作品みたいですが、当然日活です
東映任侠物は1963年3月公開の本編の人生劇場 飛車角が最初といわれています
ですので1962年の年末公開の本作の方が3ヵ月先行しています
石原裕次郎は流石に彫り物入れた任侠物でも際立っています
浅丘ルリ子は女房役として息もあっていいです
でもヤッパリ二人ともどこかバタ臭くて垢抜けています
そこが東映の任侠物と違うところ
東映は任侠物路線が大当たりして、どんどん新作を公開していきます
日活はどうかというと
裕次郎主演での任侠物を本作の後にも2本製作しますし、石原裕次郎と浅丘ルリ子の共演でももう1本公開しているのですが、やはりこの二人には現代劇こそ似合うし、日活の映画にはこの二人も醸し出している無国籍な垢抜けた世界が求められていると思います
良い映画ですが、やはり東映任侠物のほうが燃えるのは確かなのです
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