「映画館出た直後の現世界がより平和に感じた」八甲田山 chihaeさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館出た直後の現世界がより平和に感じた
冒頭からまず出演者が濃くて驚いた。笑
無謀で無計画、無知と無策など世の中にある「無」を全て並べ立てても足りないくらいの「無」の連続。途中から演技とはいえ言うことやることが腹立たしくて、三國連太郎自体が嫌いになりそうなくらいだった。笑
昔の軍人は階級上がっていくと無知で無謀な人だらけで持っているものは役に立たないプライドだけだもんなー。
日本が戦争に負けた縮図を見た気がした。
そういや「勇気ある撤退」っていつから使われるようになったんだろう、なんてことも脳裏をよぎりました。
大隊長(三國連太郎)が案内人を断った辺りから(結構早い)、イライラして自分の心の声がバッカジャナイノ?バッカジャナイノ?と連呼し脳内に響き渡るので集中が途切れがちになるくらい(笑)、その同じタイミングから「これ撮影してる方も相当命懸けでは?」と思ったらもう気になり出して止まらない。
雪中行軍の話は本でも散々読んでいるので、あの雪山に入ってからどうなるか?はもうわかってたし、映画に描かれてない酷い話も見聞きしてたから、映画でどうなるかと期待したけど思った以上に演者が迫真の演技だった。
いや、雪山ではあーにもなるか(苦笑)
それに昔の俳優さんはなんというか全身全霊で演じてるのをヒシヒシと感じます。
いやあの撮影は本当に大変だったろうな…とカメラマンとか撮影隊全体の心配もしてきちゃうくらいでした。
噂に聞いていた映画「八甲田山」は噂以上の凄さと迫力でした。
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