はじけ鳳仙花 わが筑豊 わが朝鮮
劇場公開日:2025年4月26日
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解説・あらすじ
1960年代から水俣をテーマにしたドキュメンタリー映画を数多く手がけてきた土本典昭監督が、世界のさまざまな理不尽に対して表現活動を通して抵抗し続けた画家・富山妙子の作品世界に迫ったドキュメンタリー。
「アジア人として、女として、美の周縁から出発する」という信念を持っていた富山妙子。自伝的論集「はじけ!鳳仙花 美と生への問い」とリトグラフ「引き裂かれた者たち」には、アジア人、特に朝鮮半島の人々へ向けたまなざしがある。水俣病による絶望的な現実と、それでも生きていこうとする人々の姿をすくいあげてきた土本監督が、同じ地平を歩く表現者としての視点から、富山がなぜ筑豊・朝鮮をテーマに暗いリトグラフを描き続けるのか、そしてなぜ美しい世界を並行して描くことができるのかに迫る。土本監督と富山のやり取りにもカメラを向け、2人の表現に対する真摯な追究の姿を映し出す。
作曲家・ピアニストの高橋悠治が音楽を担当。2025年4月、オリジナルネガフィルムからHDデジタルリマスター版が製作され、上映企画「画家 富山妙子と2本のドキュメンタリー映画」にて、「自由光州 1980年 5月」とあわせてリバイバル上映。
1984年製作/48分/日本
配給:モンタージュ
劇場公開日:2025年4月26日
その他の公開日:1984年12月2日(日本初公開)
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
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