劇場公開日 1997年10月25日

「これは青春映画」バウンス ko GALS ともしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5これは青春映画

2025年3月6日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

公開当時から今まで、何度も何度も観た映画です。
たった1日の出来事を時間にそって描いています。
その流れに乗って彼女たちに起こる出来事を体感している間に自然と感情移入完了。
会話がリアルです。
どこからどこまでが台本なのかわからないシーンも多く、こういう作品は監督からキャストへの愛情そして信頼関係を感じます。
ルーズソックス、ポケベル、伝言ダイヤル、あの頃の渋谷。あの時代を生きた人ならきっと匂いを感じる作品だと思います。
特に朝を迎えてからエンディングまでのシーンが大好きです。
主人公リサの透明感とジョン子のカッコ良さを是非観ていただきたい。

同時期のコギャル映画『ラブ&ポップ』と、どうしても比較されてしまうと思います。
扱うテーマは似ていますが全く違うものです。
同じ援助交際でも『バウンスko gals』の彼女たちの理屈は心にすーっと入り込みました。
きどってない、かっこつけてない、真っ直ぐな、甘酸っぱい青春映画です。
わたしの宝物です。

ともし
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