劇場公開日 1977年7月30日

「女の子が可愛い!」HOUSE ハウス flying frogさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0女の子が可愛い!

2021年12月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

難しい

萌える

これも0点か満点のどちらかしか評点の付けようがない映画。

1977年公開の映画で、大林宣彦の監督デビュー作。
公開当時、当時小学生だったが見に行ったのだが、エラく怖かった記憶があって、そのため成人するあたりまで清涼飲料の「ファンタ」が何となく怖かったという(笑)

で、久々にDVDを購入して再見したのだが…

この映画のどこが怖かったのだろう?当時の俺は?

映像はおそらく意図的に、徹底してチープな書き割りやセットを背景に繰り広げられる。ロケで撮影されたらしきシーンはほとんど1シーンしかないほど徹底している。
また、特殊効果も恐ろしくチープ。
高校生の時に友人が文化祭で撮った自主映画の方がよほど"らしい"特殊効果だった、と思うほど。

まあ要するに、大林宣彦の「女の子を可愛く撮る」ことに振り切った映画なのかと。

池上季実子(当時18歳)や大場久美子(当時13歳)は今見ても可愛いったらない。特に池上季実子はその若さでその色気は何事だ?と思うほどの妖艶さも見える。
7人のメインキャストの女の子のうち2人(池上季実子と松原愛)は脱いでるし。
ようやるわ大林さん(笑)

当時20代前半の檀ふみもチョイ役で出てるし、セリフはないものの三浦友和まで出てる。
また南田洋子、小林亜星、尾崎紀世彦といった面々も出ていて、若き日の彼らを見るだけで楽しい。

公開当時から賛否両論だったのも分かるが、今見ると貴重な映像ですわ。

flying frog