劇場公開日 1998年2月28日

PERFECT BLUE パーフェクトブルーのレビュー・感想・評価

全114件中、1~20件目を表示

3.5予想外に恐ろしくエロいシーンも多めなアニメだった。

2025年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

3人組女性アイドルグループ「CHAM!」のメンバーの未麻。
女優という新たな夢に向かって卒業を決意するものの女優業に翻弄されていて行くストーリー。

女優として活動するものの、セリフの少ない役や、過激な濡れ場、ヌードグラビアといった仕事しかない。
未麻は葛藤しながら女優としての経験を懸命に歩もうとする感じ。

そんな中、次々と起こる意味不明な残酷な殺人事件や未麻自身の幻影が出現。
現実と幻虚、ドラマのシーンが入り乱れる展開。
観ていて混乱する始末(笑)
何が現実で、何が幻なのか?
全く分からない(爆)

ストーリーを通して不気味な謎の人物が登場。
彼はいったい何者なのか謎?
歯の矯正した方が良くね(笑)

そして誰が何のために作ったのか分からない未麻のストーカー的な日記サイト。
未麻の幻影はなぜ現れるのか?
数々の謎が出現。
頭の中が「?」マークだらけになる始末(笑)

そんな予測不能な展開の中、未麻のマネージャーである留美。
未麻に異常なほど献身的に接する様子が何だか怪しい。

終始、観る者を翻弄するような作風だったけど、ラストシーンで未麻が鏡に向かって語りかける言葉を聞いた時、それまで意味不明な謎が一気に解き明かされた様な感じだった。

本作は自分的に、かなり恐ろしい作品だった。
真夜中に一人で観るのは間違いなくヤバいかも( ´∀`)

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イゲ

4.0考察したくなる

2025年5月3日
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鑑賞方法:VOD

興奮

導入は優しいのにラストにかけてどんどん頭がこんがらがる。見終わったあとすぐに考察見に行きました。
自分なりに納得のいく答えを出したくなる作品。

映像もお洒落で、アイドルから女優に転身する女の子のストーリーも個人的に熱いテーマだったのですごく良かった。

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セツ

4.0光を魅せたアイドルが人を魅せる女優に変わる!

2025年5月2日
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鑑賞方法:VOD

怖い

難しい

ドキドキ

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ratien

2.0やっと見た

2025年4月28日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

驚く

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ジュリエッタ

3.5なめてた、面白い

2025年4月4日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

昔のでしょ?何の捻りもないでしょう、て思って考察もせずにそのままを楽しんでいたから犯人は「お前だったんかい!」てなりました(笑)

思い返すとそこら中にこれでもか!てくらいヒントが散りばめられいるじゃあないですか…古いといってなめていけませんね

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DPZ

3.0何が本当で何が幻か

2025年4月3日
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ぽよのすけ

3.01998年の作品っぽいけど今に通じる

2025年4月3日
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鑑賞方法:VOD

アニメの出来がいかにもあの時代
シティポップみたい
アイドルヲタク、カメラ小僧、ストーカー化

多重人格の殺人鬼
既視感はあれどあの頃ならモチーフとして成立するか

テンポよく恐怖感や不安感を感じる作品
良作である

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零式五二型

3.598年の作品だが、現代に見合った内容で驚いた!!

2025年4月1日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

5.0【アイドルに魅せられた幻達】

2025年3月31日
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鑑賞方法:VOD

怒涛の展開の数々、鑑賞者も惑わされる悪夢のような繰り返しの展開に、81分間とは思えない程の内容量に感服させられました。

「人気絶頂で女優に転身した元アイドルの未麻」と「ファンの前でキラキラと輝くアイドルの未麻」。
どちらが本物でどちらが偽物か。
この両極端な二面性に、登場人物も鑑賞者も惑わされてしまっています。
アイドルの未麻が魅せる幻影。それに取り憑かれた登場人物達が躍動する物語は、思わず声を出してしまそうになる程に圧巻でした。

映画『JOKER』のように、主人公が見ているのは現実なのか幻覚なのか、目が狂わされる作品はとても素晴らしいですね。
最後、大女優に成ったであろう未麻がバックミラーに向かって「私は本物」というシーンは、最後まで未麻自身もアイドルの頃の未麻に取り憑かれているような感覚を憶え、最後の最後まで混乱させられてしまいました。

ここまで鑑賞者が頭の中で考察を張り巡らせる作品は中々出会えないと思います。
私が産まれる前の作品ですが、とても感動致しました。

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芥

4.5アニメでしか表現できない狂気

2025年3月30日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

おかしい。狂っている。
どうしてこんな映像作品が創れるのか?

先に千年女優を観て、その才能に度肝を抜かれた今敏監督。
この作品はずーっと昔から知っていたが、今の今まで観るのを避けてきた(ホラーとか怖いのは苦手)
現実と虚構(幻覚)が入り乱れていく世界。主人公がおかしくなっていくのを観る我々も徐々に虚実の区別がわからなくなっていく。

そしてラストで種明かしが提示される。
我々は一体何を観させられたのか?
主人公の葛藤も虚だったのか?何が本当か?何が幻覚か?
一切合切、説明はない。説明がないから、ずーっと忘れられない感覚を残す。
でも、「真実」が何だったのか考察しようという気持ちにはならないのだ。
それを考えて何になるのか?という気持ちになるのだ。

「わからないものは、わからないままでいい」
「不思議なものは、不思議なままでいい」
「気持ち悪いものは、気持ち悪いままでいい」

得体の知れない強烈な感覚を観る者に残す、狂気の天才による狂気の作品。

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TS

4.0夢か現実か

2025年3月29日
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難しい

ヌード撮影とかこの時代の女優さんとかはそうだったな〜とか思った悲しくなってしまった。
面白かったんだけど最後のセリフは、なんか違った…ちがうのがよかった…

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ぎょうざ

3.5たたみかけるような展開

2025年3月29日
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くまっち

5.0左様なら♥️ネット社会!

2025年3月28日
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マサシ

4.0未麻の戦闘力高!!!

2025年2月26日
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苦笑する大学生

4.5アニメを超えてる

2024年12月26日
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知的

難しい

よくこんな映画作ったなって思う。
疲れた時や気落ちしてる時に見ると頭がクラクラしてきそうになるドラッグムービーみたいな作品。
ヤバい人達がめちゃくちゃ気持ち悪く描かれてて恐ろしい。
精神が壊れていく様を見事に描いている。

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cubon

2.5ブラック・スワンの元ネタとか

2024年11月13日
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ららら

4.0一昔前前の作品とは思えないクォリティー

2024年11月5日
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Keita

4.0【”未麻の部屋。アイドルの私、女優の私。そして多重人格者が惹き起こした恐ろしき事。”今作は20年以上前の作品とは思えぬクオリティを誇るサイコ・サスペンススリラーアニメーションである。】

2024年10月23日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

幸せ

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NOBU

4.0色あせない青

2024年10月14日
PCから投稿

imdbに公開当時(1998年)のパンフレット画像があった。
パンフレットには大友克洋とロジャーコーマンと藤井フミヤの賛辞が載っていた。
そこで大友克洋はこう書いていた。

『これは、アニメーションと云うカテゴリーで作られ、映像作品と云う意味を持ち得ているすばらしい作品です。監督の今敏君の中では、アニメも実写も既にボーダレスで、彼の前にあったのはいかに面白い映像作品を作るかという事のみであり、そのために費やされた努力に拍手を送りたいと思います。様々な映画ファンにぜひ見て欲しい作品です。アニメーションの進化はデジタル化ばかりでなく、本来のエンターテインメントに向かっているのです。』

これはアニメであることに囚われずにつくった結果、PERFECT BLUEはアニメ映画としてでなく、たんに映画として人々に認知され評価されたという現象を、これより10年前の1988年にAkiraをつくった大友克洋が敷衍したものだ。

そしてPERFECT BLUEが、人々の記憶の映画棚に、アニメ映画という注釈やカテゴライズ抜きで並べられていることが、喜ばしい方向性である──と大友克洋は1998年PERFECT BLUEの賛辞として述べたわけである。

アニメ映画を見るときに「アニメ映画を見る」という身構えで見るわけではない。わたしはそうだ。
最近ルックバック(2024)を見たときも「映画を見る」つもりで見たし、宮崎駿や新海誠の新作を見るときも、映画を見る──つもりで見る。

クリエイターの目的が『いかに面白い映像作品を作るか』であるなら、観衆の関心は『いかに面白い映像作品』たりえているかであって、アニメか実写かに仕切りを設けていないのが一般的な観衆の視聴態度であろうと思われる。

しかし。

現実には、日本の実写映画は、日本のアニメ映画にくらべて、圧倒的につまらない。

クリエイターが実写にするかアニメにするかを題材に合わせて選んでいる──わけでもない。
今敏、宮崎駿、新海誠、細田守、押井守、大友克洋・・・そういった優れたアニメーターの作品世界や精神性を、日本の実写映画で見たことがあるだろうか。わたしはない。
両刀づかい(アニメも実写も扱える)なのは庵野秀明だが、逆に言うと庵野秀明くらいしかいない。

最近、藤本タツキ&押山清高のルックバックを見たが、日本の実写映画では見たことも聞いたこともないアイデアやセリフが、アニメ映画では出てくる。
本作PERFECT BLUEはダーレン・アロノフスキーが惚れ込み、入浴シーン(上からの俯瞰と、顔を湯にうずめて叫ぶ)が、ほぼそのままRequiem for a Dream(2000)で使われ、オマージュであることをアロノフスキー本人が認めて打ち明けているが、海外の映画人に(かつての黒澤明などはともかくとして)模倣される日本の実写映画があるだろうか?

たとえばNope(2022)の監督ジョーダンピールは、Nopeの前提やモンスターのインスピレーションを新世紀エヴァンゲリオンの天使から得た──と明言している。
今そのように影響を与える日本の実写映画はあるだろうか?

結局、日本の実写映画の製作者たちとアニメ映画の製作者たちは、180度違う人種であり、180度ちがう畑だ。
加えて、すべてがそうだとは言わないが、あきらかにアニメ映画の作り手のほうが実写映画の作り手よりもアタマがいい。

だいたいにおいて、日本の実写映画撮影現場は、いみじくもPERFECT BLUEのキャラクター、アイドルから転向した霧越未麻の境遇のように、女優デビュー作品からいきなりレイプシーンをやらされる──というような昭和四畳半下張りの世界線なわけである。それは令和の今も変わっていない。そんな旧態依然の環境に「本来のエンターテインメントに向かう」意向なんてあるはずがない。

しばしば指摘していることだが、ポルノを出発点とする日本の実写映画人の野心の根底には「(女優と)やれるかもしれない」というのがあったはずだ。全員がそうだったとは言わないが、下心が映画製作の原動力となったのは間違いないと思う。現実に性加害が判明した監督がいるではないか。いわんや旧世代・長老たちなら尚更である。現場には女優たちの泣き寝入りが数知れず転がっていることだろう。

真のエンタメは、アニメ・実写の垣根をもたない──という大友克洋の言説は、よく理解できる。
時代が巡って今2024年、ますますその通りだと思う。

しかし、映画を見慣れている人で、日本の実写映画と日本のアニメ映画のクオリティの差を知らない人は一人もいない。アニメと実写はおなじ日本製でも全然デキの違う兄弟なのである。

つまり観衆はアニメでも実写でも、どちらでもいいのだが、もし実写の製作環境にこのスクリプトを渡していたなら、PERFECT BLUEはつくられたとしても埋もれていた──と言いたかったわけ。

ロジャーコーマンは賛辞に寄せこう述べている。

『驚異的で、パワフルな作品だ。もし、アルフレッド・ヒッチコックがウォルト・ディズニーと共同で映画を作ったならば、きっとこのような作品ができただろう。』

そのとおりだが、もし日本の実写映画人にこのスクリプトを渡したばあい、これはヒッチコックではなく、ロマンポルノ路線へ奔っただろう。それが日本(実写)映画のわかりきった運命なのだ。

そもそも、この映画PERFECT BLUEは、実写映画として構想されていたのが製作段階で出資者が撤退したためアニメになったのだという。
実際にアニメでなければ埋もれるはずの映画だったわけである。

『カルトなテレビドラマのマニアとして知られていた竹内は当初、実写映画を想定していたと言われるが、資金調達が困難だったので、企画はオリジナルビデオに、さらにオリジナルビデオアニメ(OVA)に格下げされた。今(敏)のところにオファーが来た時にはOVAの企画だったので、彼は映画ではなくビデオアニメとして『パーフェクトブルー』を制作した。その後、完成直前になって急遽映画として公開されることが決まった。本来、この作品は「ビデオアニメーション」という枠で作られた作品であり、その狭いマーケットの中で少しだけ話題になってそのまま消えて行くはずだった。それが、劇場映画として扱われ、世界の映画祭などに招待され、各国でパッケージとして発売されることになるとは、関係者は夢にも思っていなかった。』
(ウィキペディア、パーフェクトブルーより)

かつて見た記憶はあるが、今見たら確かに原石の印象があった。ストーカーや男たちが嫌悪感たっぷりに描かれ気味が悪く、想像していたよりもはるかに扇情的なレイプシーンがあり、現代でもインパクトは痩せていなかった。
imdb8.0、RottenTomatoes84%と89%。
今敏監督は、この後、千年女優(2002)、東京ゴッドファーザーズ(2003)、パプリカ(2006)と、怒濤の高クオリティ作品を連発したが、

『新作『夢みる機械』準備中の2010年8月24日に膵臓癌で死去。享年46。』(ウィキペディア、今敏より)

──

imdbで見つけたトリビア。

『未麻がインターネットの使い方を教わるとき使われていたブラウザはネットスケープ・ナビゲーターである。この映画の制作当時、ネットスケープは地球上で最も人気のあるインターネット・ブラウザだったが、その後徐々に人気が低下し、最終的に2008年に開発が中止された。』

インターネットの歴史年譜によると1998年(前後)はブラウザ争いのほかに、1M/秒のADSLが実用開始した年、Windows98がリリースされた年、Googleが創業・法人格を取得した年、「ひろゆき」が2ちゃんねるを開設した年、iモード(携帯電話からネットへアクセス)が開始された年。など・・・。

映画内では未麻が極度のパソコンオンチであることを描写していたがそれが滑稽なほど時代的だった。

ちなみに藤井フミヤの賛辞は──、

『アニメーションでしか表現できない主人公未麻の存在感とリアリティがこの作品の切なさと恐怖を増幅させていく。この映画は日本の新しい文化と技術でしか作れないサイコだと思う。』

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津次郎
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