眠狂四郎女地獄のレビュー・感想・評価
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狂四郎シリーズの中では一番!
角兵衛獅子の姉弟に出会った狂四郎。密使から緋鹿の子しぼりの手絡を受け取り、それを彼女に与えたのだった。その角兵衛獅子のおちか(織田利枝子)は兄・成瀬辰馬(田村)が父親と思われる堀采女正を殺そうとしているのを止めさせるために佐伯の城下へと向かっていたのだった。狂四郎は密書の絡みで権力争いをする家老双方から疎まれ、刺客を送られるが切り抜けてきた。そして、密書に記されていた藩主の娘・小夜姫(高田美和)が江戸から佐伯藩へと近づき、狂四郎に城内へと連れていってくれと頼むが、狂四郎は断る。
城下近くで知り合った浪人・野々宮甚内(伊藤)とは奇妙な友情をはぐくみ、辰馬とも居酒屋で上手くやってきた。やがて、甚内は采女正に仕官する約束を取り付け、外記側につく辰馬とは敵同士になる。
狂四郎に近づく女は采女正のめかけである、お園(水谷良重)。第7話から2回目の登場であるが、彼女は狂四郎に惚れているのかいないのか、ちょっと想像しがたい雰囲気の持ち主。それよりも高田美和が魅力的。
今回は女の情より、男の友情を描いたような作品。貧乏侍の伊藤の味がとてもいい。「狂四郎を斬れば一千石」などと豪語するが、普段差しているいるのは竹光だ(笑)。刀剣屋で安い刀を買い、円月殺法に臨むがあっさり刀身を折られてしまった。最後のシーンでも、采女正が辰馬に殺されたおかげで仕官先を失い、自殺するつもりで狂四郎に飛びかかっていった。もちろん、そんな男を狂四郎は斬らない。采女正と相討ちとなり死にゆく辰馬に対しては「殺したのは俺だからな!」と最期まで父親殺しを否定させる粋な狂四郎であった・・・なんだかいいぞ!
ヌード:渚まゆみ、しめぎしがこ
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