眠狂四郎炎情剣

劇場公開日:

解説

柴田錬三郎の原作を「眠狂四郎女妖剣」の星川清司が脚色「座頭市血笑旅」の三隅研次が監督した“眠狂四郎”シリーズ第五作目。撮影は「黒の凶器」の森田富士郎。

1965年製作/83分/日本
配給:大映
劇場公開日:1965年1月13日

ストーリー

冬のある日狂四郎は、夫の仇討ちと称する武家の妻、檜垣ぬいに手を貸して一人の浪人を斬った。浪人は今はの際“助太刀すればおぬしの恥”という謎の言葉を残して死んでいった。ぬいは代償にその白い身体を自ら狂四郎にあたえた。翌日盃を傾ける狂四郎のもとに役人に追われる伝吉と名乗る男が助けを求めにきた。だが狂四郎は自分に関りのないことと冷く突ぱねた。捕えられた伝吉は“鳴海屋”と口走って去っていった。そんなある日狂四郎のもとに鳴海屋が訪ねてきた。豪家の子女という小笹に色の道を教えて欲しいというのだ。狂四郎は、ただちに小笹が、生娘でない事を悟り、化けの皮をひんむいた。果して小笹の膚にはくまなく刺青がされてあった。問いつめる狂四郎の前に鳴海屋はことのすべてを白状した。鳴海屋は藤堂家の江戸家老に威かされ、幕府に献上すべき海賊の財宝を横領していた。そしてさらに将監は、財宝の秘密を握る海賊の末裔を一人残らず抹殺しようとしていた。その探索役がぬいであった。この冷酷さを恐れた鳴海屋は、将藍と手を切りたいと狂四郎に助けを求めた。そして鳴海屋は、鳥羽水車の総帥の娘で、今は将藍にねらわれるおりょうの身の上も話して聞かせた。狂四郎はおりょうを南の国へ逃がしてやった。さらに将藍の魔手は海賊の末裔の一人で、今は守田菊弥と名乗る人気役者をも殺し、鳴海屋で働くその娘かよをも狙っていた。狂四郎は、まだ世間のきたなさも知らぬ清純な少女までも狙う将藍に激しい憎しみを感じた。狂四郎は将藍が参列する菩提寺の法要の席に乗りこみ、将藍の罪状を素っ破抜いた。狂四郎は必死に縋り寄るぬいをも斬り捨て、墓場と化した菩提寺を去っていった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5中村玉緒

2023年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

仇討ちの現場に遭遇した眠狂四郎(市川雷蔵)、女(中村玉緒)に頼まれちょっとだけ助太刀する。
しかし討たれた男が最後に言い残した言葉、「今度はお前が恥をかく」に引っ掛かりを感じる。
江戸家老の横領に巻き込まれるが、最後はハードボイルドだ。

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いやよセブン

3.0助太刀の礼として身体を・・・

2019年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ぬいもまた跡部の一味だった。しかも殺された夫も海賊の一味であり、自ら刺客に殺させたのだった。クライマックスのシーンはなかなか良いが、結局は藤堂藩がその戦いを止めさせるという点が面白くない。だから大名は嫌いなんだ!と言う狂四郎の台詞が物語ってる。

 ストーリーも面白くないが、悪女を演ずる玉緒や、妖艶な中原早苗と比して、純情可憐な姿美千子が魅力たっぷり。

セミヌード:小桜純子、中原早苗

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kossy

2.0初雷蔵

2014年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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佐分 利信
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