劇場公開日 1977年10月8日

人間の証明のレビュー・感想・評価

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4.5批評は気持ちがいいけれど

2021年2月3日
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え、この映画なんでこんな評価低いの??

『新幹線大爆破』と監督が同じ
という情報につられ観てみました
全体としては確かに色々なところに話を広げて
わかりにくくなっているという印象は受けます
それから、荒い部分も
揚げ足取ればいくらでも出ます

でも、むちゃむちゃ面白いです
それは、この映画には「これが表現したい!」
という切実な思いがあるからだと私は思いました
今の時代には絶対生まれ出ない作品です

レビューはあまり高くないですが
批判は気持ちがいいものです

観るかどうか迷ってる方がいたら
ネットの情報なんか当てにせず
自分の目で確かめてみてほしいです

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meme

2.5『犬神家の一族』で好スタートを切ったと思ったら早速馬脚を顕してしまった愚作。「角川映画ダメの証明」になってしまった。

2019年11月30日
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鑑賞方法:TV地上波

①当時の宣伝作戦は凄かった。毎日のようにTVでは予告編が流れ、主題歌がかかり、その挙げ句に映画を観たら「こんなもん?」という出来だった。原作も長い上にモッサリしてて感心するほどでもなかったし。同時期に製作された高峰三枝子主演のTVドラマ版が一番良くできていて面白かった。②

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もーさん

3.5角川映画の特徴を良く示している作品

2019年11月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

角川映画というジャンルがかって日本映画にはあったという見本的な作品です

斜陽で貧乏臭い映画しか作れなくなった日本映画界に洋画並みの予算とスケールで映画を撮るための為のビジネスの枠組を作ったところが大きなポイントだと思います

本作はその特徴がよく出ている作品です
海外ロケシーンを多用して、しかも現地の有名俳優を起用して、単なる風景程度をちらりと挿入する程度のそれまでの日本映画とは一線を画しています
またセットも豪華で大掛かりな撮影も取り入れるのも特徴です

本作でもNYシーンは付け足しではなく、松田優作が現地で芝居をしてカーアクションまで派手に撮っています

ニューオータニでのファッションショーのシーンも山本寛斎の手になるものでクオリティはえらく高いものに仕上がっています

大野雄二の40年経とうとも全く古びる事のない音楽
ジョー山中の素晴らしい歌唱の主題歌
そして存在感のある見事な演技

松田優作も名演とは言えないものの、非凡なる存在感は特にNYシーンで顕著に発揮されています
岩城滉一が、NYの風景に浮き上がっているに対して松田優作は溶け込んで違和感が無いのです

角川映画が日本映画の再興に貢献したのは間違いないことだと、これらのことからも頷けます

しかし本作は全体として観ると、映画としては少々粗削りだというのが残念なところです

松山善三というあの人間の條件の脚本を書いたような巨匠が何故にこのような詰めの甘い脚本で良しとしたのか不思議でなりません

本作の脚本は公募で競われたそうですから、あまり練ることも出来なかったのかも知れません

このような洋画と日本映画の格差をなくし、舞台も世界に広く求めるスケールの大きな映画
そして日本の優れた俳優が海外に活躍の場を設けるべきであったと思います

40年前、バブルの10年も前にこの課題に真剣に取り組んだという意味では革新的であったと思います
その道を本作は切り拓いたともいえると思います
ただ、もっと後に続くべきであったと思います

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あき240

2.5角川の映画ってなんかチープ

2019年10月31日
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鑑賞方法:VOD

話の筋自体は容易に理解できるが、なんとなく映画作品というよりドラマでよくないか…と思う。味わいがあまりない。一回観れば十分。

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さすまー

4.0宙を舞うストウハ

2018年10月11日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

泣ける

悲しい

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しゅうへい

5.0母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?

2018年3月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

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【喜伝会】会長

0.5ひどい映画でした

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Check-inや、レビュー投稿には、ニックネームが必要です

3.0今見ると、戦争を絡めてるのが特殊なくらいでストーリー的には二時間ド...

2017年2月2日
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今見ると、戦争を絡めてるのが特殊なくらいでストーリー的には二時間ドラマでよくあるような内容だし無理があるところも多いんだけど、とにかくスケールの大きさと雰囲気で強引に魅せてくる。良くも悪くも典型的な角川映画という感じ。

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時村博士

3.0タイトルなし(ネタバレ)

2016年7月16日
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鑑賞方法:VOD
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cenriv

3.0懐かしの角川映画。まだ若き松田優作が終始ジャイアントロボのように固...

2016年2月14日
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懐かしの角川映画。まだ若き松田優作が終始ジャイアントロボのように固まったしかめ面で怪演。森村誠一の世界観って好きじゃないんだけど、映画としてはマアマア。

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kingasia

1.0戦後という時代だった

2014年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

単純

 「母さん、あの麦わら帽子どこへいってしまったのでしょう・・・」
 映画のTVCMで松田優作の声で語られる詩の冒頭。忘れられない広告の一つだ。同時にこれは、映画というものがメディアの広告によって、観客を集めるものなのだと、子供心に印象付けられた出来事だった。
 当時の角川映画は、毎年のように大がかりな宣伝と話題の俳優の起用によって、映画の公開が一つの社会的な出来事であるかのような感覚をもたらしていた。
 そして、その時代、戦争が終わって30年の月日が経っていた。物質的には戦後すぐの貧しさ、傷跡を克服したかに見えていた日本。多くの日本人が、それはすでに遠い過去のこととして忘れかけていた。しかし、30年という時間は、人間の人生の半分にも満たない。この時代、まだそれぞれの心の中に、戦争やその後の混乱期の傷を抱えたまま生きている人々がたくさんいた。我々の隣にいる人がもしかしたら、そういう人かもしれない。映画は、そのことを我々に語りかけてくる。
 この作品に限らず、「犬神家・・・」「野生の証明」など当時の角川映画にはそうした戦後を引きずる人々の悲哀が一貫して描かれている。不幸な時代の記憶を断ち切って、豊かで明るい時代の到来を迎えた人々が抱く不安と希望の表象として、角川映画という社会現象を記憶に留めておきたい。

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佐分 利信

3.0テレビの二時間ドラマ風な古い演出

2013年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

興奮

難しい

総合60点 ( ストーリー:75点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )

 物語はしっかりしていて、戦後の混乱の中である人々の、特に一人の女のたどった悲しい人生が描かれていた。
 だが演出が古臭い。効果音・音楽がテレビの2時間枠でやっている「○×サスペンス」のような使い方で劇的場面を盛り上げようとするのはがっかり。松田優作演じる刑事の押しの強いはみ出しぶりも、現実の警察にはいないけれどこの時代では格好良かった刑事という感じで時代遅れな感じ。大物俳優も出ているしアメリカロケまでやっているようだし金がかかっているみたいだけど、その割には今一つ。

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Cape God

3.5かつての角川映画は面白味があった

2013年10月20日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

アメリカから来た黒人青年が不審な死を遂げ、捜査を進めていくと、高度成長する戦後日本の中で埋もれていったある母子の悲劇が浮かび上がり…。

「犬神家の一族」に続く角川映画第2弾。1977年の作品。
メディアとミックスし、大ヒットした。

このメディアとのミックスは、最近氾濫するTV局主導の映画の宣伝手法。その最初とも言えるのが、角川映画。
昔も今も批判の声はあるが、大きく違う点も。
最近はやれTVドラマの映画化だの、やれ人気優先のスターの起用だの、客寄せが多いが、かつての角川映画の場合、ちゃんと大物俳優を起用したりして本格的なエンタメ映画を作ろうとする意気込みが伝わってくる。

映画は日米を舞台にし、ハリウッドスター(オスカー俳優ジョージ・ケネディ)も出演した大型サスペンス・ミステリー。
正直、強引な展開やご都合主義も感じるが、「砂の器」のようなミステリー+哀しき人間ドラマとして見応えアリ。ジョニーの最期は切ないものがある。
何だかんだ言って、かつての角川映画は面白味があった。

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近大