人間の証明のレビュー・感想・評価
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マザー
2時間サスペンスみたいな内容でラストは崖!無理めなとんでも推理でさくさく捜査は進む。キスミーから霧積は難しすぎるだろ。
嵐の夜のママのとんでも理論で息子はニューヨークへ。あんなベタな演出なかなかない。
全体的に景気いいな〜。ちょい役もいちいち豪華。福島の漁村にいる西川峰子。スタイル良すぎる。上州で旅館を手伝う竹下景子。飲み屋に入ってくる御前様と蛾次郎。これがオールスターキャストってやつか〜。漁村のばあさんの東北弁が上手。
ニューオータニ全面協力!NYロケ!NYでカーチェイス!これがやりたかったんだろな。せこせこしてなくてうらやましい。元気に生きて行こうと思った。
憎むべきアメリカを殺せず、間接的にしか復讐できないのが哀しい。西条八十って戦争協力者だったよね。
ハナ肇もNYに行って欲しかった。捜査の人手も潤沢。
岩城滉一演ずるバカ息子が50万せびっといて理由きくなって逆ギレする。働け。
ジョニーと轢かれた女性がかわいそう…。ニューヨークで出生届出したんなら、日本から出国するジョニーのパスポートはどうしたんだろうか。
いろいろとツッコミどころも多く、わいわいみたら楽しそうだ。
ファッションショーのシーンがムダに長い。アフリカのカルチャーと思しきデザインとアメリカ黒人のカルチャーが混同しているが、当時としてはがんばったのではとも思う。
懐かしく豪華な俳優陣
久しぶりに観たが、豪華な俳優陣でしたね。
背が高い松田優作はアメリカ人相手でも堂々とした演技でした。この映画でアメリカへの進出を考えるようになったのではと勝手に推測しました。
公開当時は小学生でしたが、まだまだ戦後を引きずってた時期。こういった悲しい話のドラマも多かったと記憶してます。今はそんな戦後の痕跡は全くなくなってしまったけど。
生きることに精一杯で善悪などは二の次だった時代。
戦争は悲劇しか生まない。
時代の違い
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アメリカでおっさんが当たり屋をやって金を稼ぎ、息子を日本へ行かせた。
ところがこの息子が日本で刺されて死亡。
ある女性デザイナーが大金持ちと結婚して大成功を収めていたが、
その息子がひき逃げをし、それを知ったデザイナーはアメリカへ逃がす。
優作刑事が一連の事件を調べる中、色んな事がわかった。
このデザイナーは戦後の混乱の中米兵にレイプされた過去があり、
それによって生まれたのが冒頭のアメリカ人だった。
また米兵から助けようとして殺されたのが優作の父という奇遇ぶり。
あとこのへんはようわからんが、レイプした側の1人が刑事になってて、
今回アメリカで優作のサポートをするいう、これまた奇遇だった。
この刑事は結局日本人びいきと勘違いされ、スラム街で少年に殺される。
結局アメリカ人を殺したのは母であるデザイナーだった。
今出て来られたら色んな意味でみんなが困るためというもの。
そして最後は結局自分自身も自殺してしまった。
日本人の息子の方も、上記のアメリカ人刑事に殺された。
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いやしかし、時代の違いを感じたわ。古い。
よく思うことやが、この当時の刑事は、何様やねんってくらい偉そう。
お前ら、市民の税金で飯が食えてるんやでって言いたくなるわな(場)
しかも最後は、デザイナーを崖に追い詰めて、逮捕しようとした。
デザイナーは2人の息子を含め全てを失っており、自殺するのは明白。
しかし同僚の刑事を優作が制止、自殺させてあげたのだった・・・
ってオイ!、今の時代じゃそんな美学は通用せんけどね。
あとTVニュースで露木茂が原稿を読み上げている横に電話があり、
視聴者からそこに電話で情報が寄せられるというシーンがあった。
生放送でそれに露木が出るという、現代じゃまずあり得ん絵やな。
ってか、ホンマに当時はこういう形式の報道番組があったのかな?
あと致命的なミスに気がついてしまった。
ひき逃げされた娘の父親が「娘が昨日から帰宅してない」ことが心配で、
娘が勤めている店に言って事情を聞くシーン。
この時点では父も店の人も、まだ娘が死んでる事は知らないはず。
なのに店の人らの言い方が「彼女は真面目な子だったから云々・・・」
って、もう過去の人の話なっとるやん!おかしいやろ(場)
まずね。序盤の
ダンスシーン、尺とりすぎ。
いや今言わんでええやろ( -᷄ _ -᷅ )💭馬鹿か!😡💢待てや授賞式終わるまで!言い方もなおせ!
人間が死にすぎる、マヒしてもうて人間の死に対する衝撃が下がる💥
砂の器の雰囲気あるよね
人間は感情で行動するという証明(勿論半分は本能がベースだが)
何故か心に残る映画
今見るとツッコミどころが満載だけど
何故か心に残る映画
森村誠一が亡くなったということで
また観てしまった。
松田優作の演技もイマイチだし
カーアクションもちゃっちー
ただ、出演者だけは
おーと唸るような人ばかり
三船敏郎、鶴田浩二、ハナ肇
まだ青臭さ満載の岩城滉一
坂口良子や竹下景子も
70年代のニューヨークの雰囲気も興味深い
名作なのかな〜
もはやこれ、レビューじゃないよ!
この映画ね、本当に内容についてはほとんど忘れちゃってるの。
でもね、エンディングテーマソング(ママぁ~♪ドゥユゥリメンバぁ~♪ですよね。)と
「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね」の詩と「読んでから観るか、観てから読むか」のキャッチコピーだけは鮮烈すぎるほど覚えてるの。
やっぱり映画って音楽とキャッチコピーが大事。
これね、当時土曜日の深夜に笑福亭鶴光さんのオールナイトニッポンで、くどいほどラジオCMが流れていたの。
アホ童貞ピーク真っ盛りの厨二病じゃないですか。
夜中に親に隠れて、けっこう仮面なんて読みながらラジオ聴いてたの。
もちろん勉強なんてやらずに。
で、代わりに何やってたのかは、ご想像にお任せしますね。
マジで詮索しないの!想像してほしくないの!←なら書くなよ!
なのでね、あのテーマソング聴くたびに条件反射で勃起不可避なのね。←だから!
当時から性的な性癖はかなりこじらせてたのよね(笑)
で、レビューや如何に?
まだジーパン刑事のイメージが強烈な松田優作さんが、アクションを抑えた静かな演技のキャスティングだったことに、少々不満を感じていたの、正直。
でもね、あれはあれで楽しかった、厨二時代をありありと思い出せるラジオCMのインパクトめっちゃ大なの。なのでこの採点にしました。
くらいかなぁ…書くことは。
死人が多い
松田優作がカッコつけてますねー
でも、1977年の映画にしては日本とニューヨークをまたいでよく撮影されている。
最後の授賞式での「誰でも1つ大切な麦わら帽子があります。」と言う言葉が
個人的には心に沁みたかな。
霧積の山上まで行ったのに最後自殺させてしまうなんて、警察の失態じゃない?
最後のシーン、ニューヨークの刑事さんまで刺されなくてもいいんじゃない?と思った。
あまりに都合の良いストーリーと冗長な映像
77年頃の東京とニューヨークを映像で観られる点、豪華なキャスト陣が観られる点は評価できるものの、あとはツッコミどころだらけの映画でした。
息子殺しの被疑者、その被疑者の息子がひき逃げ、捜査する刑事の父親の死と被疑者の関係、またその刑事とバディを組むニューヨーク市警の刑事と父親の死の関係、これだけの偶然が重なるとサスペンスドラマとして純粋に楽しむことができなくなります。
また、冒頭のファッションショーのシーンなど、なんでここに時間をかけるのかなと冗長なシーンも多数。
映画評論家はあまり好きではないですが、この作品を映画評論家達が酷評したのは納得です。
ストウハ!
『犬神家の一族』に次ぐ角川春樹事務所製作第2弾作品。森村誠一氏がホテルマンとして角川春樹が復員兵としてカメオ出演していることや、「観てから読むか、読んでから観るか」のキャッチコピーが評判となった。読んでから観たのは失敗だったかも・・・
森村誠一作品を初めて読んだのもこの小説。八杉恭子の過去と2人の息子。隠したいあまりに肉親(映画では岡田茉莉子が麦わら帽子と表現してた)を失ってしまうこと。さらには息子(岩城滉一)が交通事故で人を殺してしまった罪。犯人側の切ない人間関係もさることながら、棟居(松田優作)と父親が進駐軍に弄り殺されてしまった事実に絡む輻輳する人間関係。八杉恭子もジョニー・ヘイワードの父もケン・シュフタンもその現場にいたのだ。
戦争を憎む佐藤純彌監督らしく、進駐軍による暴行のフラッシュバックが何度も繰り返される。公開されて30年経っても思い出してしまうほど効果的に使われていた。そして、棟居がケンを撃とうとするシーン。あとは長門裕之の情けない顔・・・
久しぶりに観て改めて考えてみると、“人間の証明”とは誰の人間性を証明しようとしていたのか・・・なぜだか八杉恭子や息子そしてケンだけではないような気がしてならない。特にデザイン大賞授賞式で客が拍手喝采するなど、悲しいことなのだから静かに見守るべきだろうなどと細かなところまでチェックしてしまった・・・
公開当時映画館でも鑑賞
批評は気持ちがいいけれど
え、この映画なんでこんな評価低いの??
『新幹線大爆破』と監督が同じ
という情報につられ観てみました
全体としては確かに色々なところに話を広げて
わかりにくくなっているという印象は受けます
それから、荒い部分も
揚げ足取ればいくらでも出ます
でも、むちゃむちゃ面白いです
それは、この映画には「これが表現したい!」
という切実な思いがあるからだと私は思いました
今の時代には絶対生まれ出ない作品です
レビューはあまり高くないですが
批判は気持ちがいいものです
観るかどうか迷ってる方がいたら
ネットの情報なんか当てにせず
自分の目で確かめてみてほしいです
『犬神家の一族』で好スタートを切ったと思ったら早速馬脚を顕してしまった愚作。「角川映画ダメの証明」になってしまった。
①当時の宣伝作戦は凄かった。毎日のようにTVでは予告編が流れ、主題歌がかかり、その挙げ句に映画を観たら「こんなもん?」という出来だった。原作も長い上にモッサリしてて感心するほどでもなかったし。同時期に製作された高峰三枝子主演のTVドラマ版が一番良くできていて面白かった。②
角川映画の特徴を良く示している作品
角川映画というジャンルがかって日本映画にはあったという見本的な作品です
斜陽で貧乏臭い映画しか作れなくなった日本映画界に洋画並みの予算とスケールで映画を撮るための為のビジネスの枠組を作ったところが大きなポイントだと思います
本作はその特徴がよく出ている作品です
海外ロケシーンを多用して、しかも現地の有名俳優を起用して、単なる風景程度をちらりと挿入する程度のそれまでの日本映画とは一線を画しています
またセットも豪華で大掛かりな撮影も取り入れるのも特徴です
本作でもNYシーンは付け足しではなく、松田優作が現地で芝居をしてカーアクションまで派手に撮っています
ニューオータニでのファッションショーのシーンも山本寛斎の手になるものでクオリティはえらく高いものに仕上がっています
大野雄二の40年経とうとも全く古びる事のない音楽
ジョー山中の素晴らしい歌唱の主題歌
そして存在感のある見事な演技
松田優作も名演とは言えないものの、非凡なる存在感は特にNYシーンで顕著に発揮されています
岩城滉一が、NYの風景に浮き上がっているに対して松田優作は溶け込んで違和感が無いのです
角川映画が日本映画の再興に貢献したのは間違いないことだと、これらのことからも頷けます
しかし本作は全体として観ると、映画としては少々粗削りだというのが残念なところです
松山善三というあの人間の條件の脚本を書いたような巨匠が何故にこのような詰めの甘い脚本で良しとしたのか不思議でなりません
本作の脚本は公募で競われたそうですから、あまり練ることも出来なかったのかも知れません
このような洋画と日本映画の格差をなくし、舞台も世界に広く求めるスケールの大きな映画
そして日本の優れた俳優が海外に活躍の場を設けるべきであったと思います
40年前、バブルの10年も前にこの課題に真剣に取り組んだという意味では革新的であったと思います
その道を本作は切り拓いたともいえると思います
ただ、もっと後に続くべきであったと思います
宙を舞うストウハ
角川映画・証明シリーズ第1作。
DVD(デジタル・リマスター版)で鑑賞。
原作(角川文庫・新装版)は既読です。
原作に概ね忠実に映像化されていると思いました。ニューヨークでのカー・チェイス・シーンは原作にはありませんが、角川映画らしい無駄な大作感が感じられて大満足でした。
因果は巡る糸車な展開が秀逸の極みでした。
森村誠一作品らしい、一見別々の出来事と思われていた物事がひとつの事件に収斂していくストーリーにハラハラ・ドキドキ。思わぬ伏線にハッとさせられました。
ジョニー・ヘイワードと母親の物語がとにかく哀切極まりない。母と子の情愛の不可思議さを感じました。消し去りたい過去と現在の栄光を天秤に掛けて、過去を抹消すると云う決断を下した母。鬼畜の所業と云われても仕方がありませんが、しかしそこには厳然とした母性が存在しており、一筋縄では括れない人間の機微が隠されているように思いました。
瞼の母と慕い続けていた存在に再会したのも束の間、その胸にナイフを突き立てられたジョニー。その時彼の心に去来したものを考えると、とても胸が締め付けられました。母親に裏切られても尚思慕にしがみつきたかったがために、思い出のストウハに似たホテルの最上階へと足を向けたなんて…
八杉恭子の放った麦わら帽子が宙を舞う。帽子と共に自らも崖下に身を投げた彼女の心情は如何ばかりか。とても印象深く、哀切極まりないラスト・シーンでした。
[以降の鑑賞記録]
2023/07/25:アマプラ(シネマコレクション by KADOKAWA)
※リライト(2020/07/31)
※修正(2023/07/25)
母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?
【人間の証明:おすすめポイント】
1.「ストウハ」と「キスミー」から導かれるドラマが凄すぎる!!!
2.ニューヨークのシーン映像が個人的には大好き!!
3.日本最高峰の豪華なキャスティング!
【人間の証明:名言名セリフ】
1.棟居(むねすえ)役松田優作の名言名セリフ
→「私自身の足で ジョニーの本当の母親は誰なのか 決定的な証拠を掴んできます」
→「ばかやろう てめえそれでも人間か てめえいったい日本人何人殺せば気が済むんだよ」
→「あんたの息子 郡恭平は死んだよ」
2.ジョニー・ヘイワード役ジョー山中の名言名セリフ
→「ストウハ」
→「ママ ボクがそんなに憎いかい?」
3.八杉恭子役岡田茉莉子の名言名セリフ
→「刑務所に入れば死んだ人は蘇えるの」
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