日本暴力団 組長と刺客
劇場公開日:1969年11月20日
解説
「日本暴力団 組長」の神波史男と「組織暴力 兄弟盃」の佐藤純彌が脚本を共同執筆し、佐藤が監督した現代任侠もの。撮影は、「夜の歌謡シリーズ 悪党ブルース」の仲沢半次郎が相当した。
1969年製作/92分/日本
配給:東映
劇場公開日:1969年11月20日
ストーリー
京都博徒が伝統を誇る平安会の花会の席上で、喜多見組組長が大阪の新興暴力団浪華会岩上会長の組員に殺された。賭湯で騒ぎを起し、出入りの口実を作っては力づくで頭を下げさせる。これは浪華会縄張り拡張の手口だった。時を追って、喜多見組代貸堀田が組長を襲名、舎弟分の佐竹を預り盃(人質)として岩上のもとに送った。一方、浪華会は岩上の舎弟分土橋を京都に駐在させ、折りからの市長選挙には、平安会の送り込んだ樋口候補に対し畠中を出馬させた。京都に足を踏み入れた土橋は平安会の縄張りを荒し巧妙な手口で樋口を失脚させた。緊迫した空気の中で、平安会傘下の組長が会し、重大決定がなされた。堀田が佐竹の身を案じて盃を返し、平安会による、土橋組への殴り込みが強行された。土橋が半沢の短刀に倒れて間もなく、岩上の命令で佐竹が仙波のもとにとんだ。「私、大阪浪華会岩上に預り盃の身渡世の義理を果させて頂きます」だが、佐竹は仙波の前で自害した。一方、市長に就任した畠中は警察に圧力をかけ、平安会を解散に追いやった。そんな中で半沢が、続いて仙波が岩上の使者に刺殺された。堀田は将来を約束していた絵津子を捨て、単身、岩上の車を襲った。銃声が一発、二発、方向を失った車は石塀に激突、そこにはこときれた堀田とは対照的に、見るも無残な岩上の死体があった。
スタッフ・キャスト
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堀田光雄鶴田浩二
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喜多見長次志村喬
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佐竹武中丸忠雄
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吉野絵津子野添ひとみ
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夏江北林早苗
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仙波丈太郎菅井一郎
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半沢伍郎内田良平
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岩上市蔵水島道太郎
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土橋敦吉渡辺文雄
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金子利勝福山象三
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梶正太郎内田朝雄
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畠中邦雄永井秀明
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南川電気社長松本朝夫
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木暮計器社長田口計
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樋口清二郎志摩靖彦
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牛島貫治山岡徹也
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玉島新平遠藤辰雄
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深井八名信夫
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峯岸北川恵一
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若い者野口貴史
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筈見日尾孝司
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井垣佐川二郎
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山岡三重街竜
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波川伊達弘
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近藤組々長植田灯孝
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広瀬久保一
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西村木川哲也
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篠井室田日出男
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パチンコ店主人沢彰謙
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美智代安城由貴子
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刑事岡野耕作
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記者相馬剛三
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寺元桐島好夫
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滝田藤山浩二
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戸川亀山達也
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女将利根はる恵
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刺客A花田達
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刺客B城春樹