「柳生博さんを偲んで」日本侠客伝 血斗神田祭り 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
柳生博さんを偲んで
柳生博
2022年4月16日
享年85
日本侠客伝シリーズ4作品目
監督は『鴛鴦歌合戦』『肉体の門(1948)』『続丹下左膳』『雪之丞変化』『新網走番外地』のマキノ雅弘
脚本は『仁義なき戦い』『愛・旅立ち』『玄海つれづれ節』の笠原和夫
大正10年
神田
火消しのよ組と呉服屋の沢せいは持ちつ持たれつ
呉服屋の若旦那がイカサマ博打にハマり店の権利書類を持ち出すほどの借金苦
ヤクザの大貫一家は高利貸しと手を組み強引な手口で沢せいの不動産を奪い取る画策を図る
あくまでも金銭トラブルは裁判で解決しようとするよ組の親方
訴えられては不正をしている大貫一家の方が圧倒的不利になるため卑劣で阿漕なやり口で訴訟を阻止しようとする悪党ぶり
よ組の新三と沢せいの若旦那伸夫は幼馴染
新三と芸者花恵は惹かれあっていた
しかしカネの力で信夫が花恵を沢せいの嫁に
伸夫は大貫一家に殺され沢せいは放火されてしまう
未亡人になった花恵は夜逃げして芸者に逆戻り
新三より先に長次が大貫一家に殴り込み
新三が大貫の親分を仕留め一件落着
新三は自首し務めを果たすという
とうはんとは大阪の言葉でお嬢さんという意味らしい
よ組の新三に高倉健
沢せいの若奥様花恵に藤純子
沢せいの若旦那伸夫に小林勝彦
よ組の新入り竹五郎に藤山寛美
よ組の銀次に里見浩太朗
よ組の松吉に山本麟一
よ組の鍛冶政に大木実
よ組の親方金六に河津清三郎
よ組の女将さんお町に東龍子
沢せいの番頭扇吉に山城新伍
居酒屋の三吉に柳生博
頭取衆河岸一に内田朝雄
大貫一家の親分大貫猪三郎に天津敏
高利貸し汐見に遠藤辰雄
大貫一家の秀に小田部通麿
大阪からおそのと駆け落ちで上京してきた長次に鶴田浩二
大阪ヤクザのとうはんで病弱なおそのに野川陽子
とうはんを連れ戻しにきた片目で長次の子分おぼろの安に長門裕之
その他
団徳麿
阿部九州男
汐路章
原健策
など
柳生博は地味な役だったが声で分かった