「高倉・鶴田、殴り込みの気迫…!」日本侠客伝 浪花篇 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
高倉・鶴田、殴り込みの気迫…!
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"日本侠客伝" シリーズ第2作。
日本映画専門チャンネル「高倉健劇場」で鑑賞。
本作は大阪が舞台である。大阪弁(時折岡山方面の方言が混ざるため、純粋な大阪弁ではなかった)のテンポの良いセリフ回しが気持ち良く、大阪の下町ならではの人情味が温かい。
やくざの非道に耐えに耐えた末の暴発はいつも通りの展開だが、高倉健氏と(主役を食う存在感で助演する気が無い)鶴田浩二氏の殴り込みに溜飲が下がり、その気迫に息を呑んだ。
[余談]
長門裕之氏と南田洋子氏の夫婦共演が面白い。長門氏の役柄が、南田氏の置屋の芸者役の八千草薫氏と好き同士と云うのもこれまた面白かった。実際の妻の前で、役とは言え別の女性に好きと言うのも、それを演技とは言え目にするのも、お互いにどう云った気持ちになるのだろうと思った。
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