日本侠客伝 浪花篇

劇場公開日:

解説

「日本侠客伝」のコンビ野上龍雄、笠原和夫、村尾昭がシナリオを執筆「日本侠客伝」のマキノ雅弘が監督した侠客もの。撮影もコンビの三木滋人。

1965年製作/98分/日本
原題:The Aggregate Struggle
配給:東映
劇場公開日:1965年1月30日

ストーリー

大正八年。横浜日東組の代貸し藤川宗次は、作業中に事故死した仲仕の弟勝男の骨を受け取りに大阪の浪花運送へやってきた。浪花運送は大坂南の博徒新沢一家が経営する荷受業で、社長の黒木は仲仕を借金で縛りへ牛馬のようにこきつかっていた。仲仕寅松からその非道振りを訴えられた藤川は、黒木を痛めつけた。怒った新沢は子分たちに藤川の後を追わせた。そんな藤川を救ったのは荷受業者半田とその弟分和田島であった。半田たちの仕事を奪おうとする新沢は、半田の下に逃げこんだ藤川を利用して、いやがらせを始めた。だが太腹の半田は、そんなことには動じなかった。そんなとき海軍大演習に向う石炭輸送船が機関の故障で大坂港へ寄港し、半田組はその陸送を請け負った。いやがらせでは動ぜぬと見た新沢は、仲仕たちを一人拾円というケタ違いの日当で売収した。約束の時限は迫り、少人数で陸揚げする半田や和田島は窮地にたった。がこれを知った藤川は仲仕たちに新沢の謀略を説いてまわった。仲仕たちもこれにめざめ、金をたたき返すと藤川の後に続いた。作業は無事終った。しかしその夜和田島は闇討にあい殺された。そんな時、新沢組の代貸し冬村が刑を終えて出所した。冬村は組の横暴を認め、この結着は必ずつけると約束して、いきりたつ藤川を押えた。だが遊廓に働く冬村の女房千代はいまでは新沢に身うけされ、新沢も冬村に冷かった。一方子分寅松と恋人おしんを添わせようと送りだした藤川のもとに、数日後寅松が死体となって送り返されてきた。おしんを横恋姦する黒木の子分金山の仕業だった。怒りにふるえる藤川は単身新沢組に向った。が、そこはすでに屍の山であった。新沢に裏切られ、さらに寅松殺しにまきこまれて千代をも失った冬村の怒りの後であった。警察の包囲する中で二人は互いの心に温いものが通い合うのを感じていた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5鶴田浩二、健さん共演作をもう一本。里見浩太朗が若手だ(笑) 本作M...

2024年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

鶴田浩二、健さん共演作をもう一本。里見浩太朗が若手だ(笑)
本作MVPは村田英雄、なんかめっちゃ似合ってる。渋い。シリーズ他作も出てるかな。
BS12

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はむひろみ

3.5村田だ

2024年1月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2024年1月27日
映画 #日本侠客伝 浪花篇 (1965年)

健さんは作業中に死んだ弟の骨を引き取りに大阪の浪花運送に現れる
浪花運送は半田組の仕事を奪おうといやがらせをしており、健さんは半田組に味方し窮地を救う
#村田英雄 の堂々とした演技は俳優にしか見えない
#鶴田浩二 とのツーショットは最高

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とし

3.0八千草薫

2021年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大阪で弟が亡くなったとのことでやってきた主人公(高倉健)、沖仲仕を取り仕切る組で争いが起きていて、弟は巻き込まれたのを知る。
任侠映画に八千草薫が登場、画面がガラリと変わるのはさすが。
村田英雄が貫禄を発揮し、歌う。

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いやよセブン
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