劇場公開日 1980年8月2日

「超力作!」二百三高地 pekeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5超力作!

2022年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

なんといっても、ラストの、明治天皇の御前報告の場面が印象的でした。乃木大将の心中を慮ると胸に迫るものがあった。そして仲代達矢の圧倒的な演技にこころ震え、涙しました。このシーンのためにこの映画はあるのだと言っても過言ではありません。

舛田監督をはじめとした制作陣や俳優陣たちの並々ならぬ情熱が伝わってくる超力作。
このあと日本がたどることになる激動の歴史を思うと、よりいっそう感慨が増します。

映画全体の感想としては、ケチをつけたいところもあるのですが、それは言わないでおきます(東映作品じゃなかったら、もっとよかったかもしれません。昔から東映の映画にはあまり好きなものがありませんでした)。

追記
このところ、自分が中学・高校の頃に作られた作品を鑑賞することが多いのですが、今回もこのような大作を劇場で鑑賞する機会を与えてくださった関係各位に感謝いたします。

peke