二等兵物語 万事要領の巻
劇場公開日:1959年4月19日
解説
おなじみ二等兵物語シリーズの第七話で、今回は航空隊が舞台。梁取三義の原作を「二等兵物語 あゝ戦友の巻」の安田重夫が脚色、「かた破り道中記」の福田晴一が監督、「伝七捕物帖 女肌地獄」の片岡清が撮影した。
1959年製作/93分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1959年4月19日
ストーリー
昭和二十年の早春。古山・柳の両二等兵は、南方派遣の途中で輸送船が沈没、漂流中を渋川隊の飛行機に助けられた。二人は物資豊富な基地を見て航空兵に魅せられ、万事は要領と烏山大尉にワイロをつかませ、古山は整備員に、柳は無線工手に転属した。さて、柳は基地の近くにすむお春を知り、ともに大阪人のよしみで親しくなった。古山はお春の娘のみどりに一目ぼれしてしまった。お春に飛行学校在学中の加島という恋人があることも知らずに。突然の空襲--古山が機内で整備中とも知らずに、機は飛び立った。操縦者は死に、機はキリモミ状態で落ちたが、古山は基地からの無線による指図通りに操縦し、無事着陸した。古山はそれ以来航空熱にうかされ、飛行学校を受験したがタンクに入れられた途端目を廻して落第。その上みどりに恋人があることを知ってガックリした。--沖縄方面に敵機動部隊との報に特攻隊は出撃した。だが加島は途中で不時着し、巡視艇に救われて帰って来た。加島が空母を撃沈したと報告した隊長は、嘘がバレては大変と、彼を憲兵隊へ渡した。そして、加島は病院に軟禁された。古山は加島をみどりに会わせてやろうと奇計を用いて脱走させた。が、たちまち二人はみつかった。加島と、彼に同情した吉田少尉は特攻出撃を命じられた。翌朝、二機は進発を始めたが、加島機は間もなくパンク、一機だけで飛び立った。古山と柳が釘をしかけたのである。そして、飛んだ飛行機には古山が乗っていた。無線と拡声機をつながせた古山は、上空から悪事を暴露、烏山と渋川に急降下の反復攻撃を--。古山機は、やがて南の空に消えていった。
スタッフ・キャスト
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古山源吉伴淳三郎
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柳一太郎花菱アチャコ
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みどり川口京子
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お春浪花千栄子
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甚太郎大邦一公
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さよ子毛利菊枝
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秀子桜むつ子
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美代香関千恵子
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福竜伏見恵子
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小寿々千典子
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信二宇野博信
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倉西参謀石黒達也
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渋川少佐戸上城太郎
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松本大尉阿部修
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秋田大尉林彰太郎
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烏山大尉山路義人
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日野大尉森川信
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上田中尉中原伸
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加島少尉中山昭二
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吉田少尉小笠原省吾
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橋田少尉関口悦郎
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成山軍曹南泰介
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西村軍曹天王寺虎之助
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川北軍曹館敬介
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浜田軍曹西川ヒノデ
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佐藤伍長カトウハジメ
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今村伍長乃木年雄
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松田伍長田中敬介
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関口伍艮宮坊太郎
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広岡一等兵トニー谷
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関口二等兵サトウ・サブロー
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烏山隊付山本少尉生方功
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石垣准尉天野刃一
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原田憲兵曹長立原博