「昭和38年頃の人情が判って良かった。」泥だらけの純情(1963) KEOさんの映画レビュー(感想・評価)
昭和38年頃の人情が判って良かった。
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昭和38年頃の人情が判って良かった。
親分、兄貴分、弟分、情婦、警察、その他一般人、等
次郎が身分の差を、わきまえて話す言葉や態度も良かった。
吉永小百合と浜田光夫、この二人が仲良くする映画は、どれを観ても楽しい。
この映画のモデルが、昭和32年12月の「天城山心中」ならば、
最後に雪山で心中する場面、これがこの映画のメインフレームであり、
逃避行以前の65分はサブストーリーとなる。
「天城山心中」を知っていれば、
「それで、こんな設定にしたのか、なる程」と頷く場面がある。
この映画と「天城山心中」の類似点
1.若い男女が、雪山で心中
2.高貴な女と庶民の男
→満州国元皇帝の姪:愛新覚羅慧生と、大久保武道
3.女の母親(侯爵家出身)は交際に反対で、父親は自宅にいなかった
→父親:愛新覚羅溥傑は、中国政府に収監されてた
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