映画ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記のレビュー・感想・評価
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とんでもない離れ業が
珍しく現代人が敵になる作品。
毎度のことだが、
ドラえもんが道具を出しっぱなしで
トラブルが発生する。
そして何よりとんでもない
離れ業が発生する。
4次元ポケット間でワープが
できちゃったのだ笑
今まで数々のピンチがあったが
これができるなら最初からやれよと
誰もが思うだろう笑
とはいえ、内容はよくできているので
誰もが楽しめる作品となっている。
オリジナル長編の中では下の方
藤子F不二雄原作はこれが最後。
ひみつ道具で難局を打開するシナリオがドラえもんらしい。この感じは近年の作品では薄れているところ。
展開はとても面白いけど、ちょっとごちゃごちゃしてはいる。あと、序盤からおっさんが増殖するのでビジュアルが暑苦しい笑 これ、意外とひびいてるんじゃないでしょうか。
個人的にオリジナル長編の中では下の方にはなる。
種まく者と大魔神
ようやく武田鉄矢の呪縛から解かれた音楽も、矢沢永吉のテーマ曲によって華を添えられた形となった藤子先生の遺作。ただ、藤子先生の思いがいっぱい詰まった作品でもあるが、そのメッセージがいっぱいあるために焦点がぼけていると思う。
不思議な彗星の映像から始まるが、これが“種まく者”=(神のような存在)だったのかどうかまではわからない。のび太、ドラえもんたちは神が創りたもうた惑星の一つで夢のような、しかも激しい戦いが起こる“ねじ巻き都市”での貴重な経験をするのだ。
まずは22世紀の福引きハズレ券によって惑星を手に入れたと思い込んだのび太。そこをスネ夫に自慢するための牧場にしようと考えたのだが、馬のパカポコは本来人形なのだ。ついでにみんなの大切な人形、おもちゃにも生命を与えてシムシティのように毎日発展させるゲームを楽しむ。エッグハウスによって生命を持った人形も複製し、彼らはやがて市長を選出、自ら自然に優しいセラミック材を使って建築物をも発展させる。
それだけならシミュレーション・ゲーム感覚で楽しむことで夏休みの自由研究にもなりそうなのだが、運悪く、ニュースにもなっていた脱獄犯・熊虎鬼五郎が野比家に侵入し、どこでもドアを通ってシムシティに潜入するのだった。また、偶然コピー機に触れた鬼五郎が自分のコピー11体を作ってしまう。ジャイアンの見つけた金塊の湖の地図を拾い、彼らは大儲けを企むといったストーリー。
自然破壊と宇宙の創造。金塊の正体は全てをつかさどるかのような“種まく者”。大魔神、大蛇、カブトムシ、戦車と姿を変え、鬼五郎たちを惑星から追放しようとするのだが、のび太たちが徐々にソーラー電池や無公害に気を遣ってくれたため、彼らに自然保護を任せようと気が変わる様子がいい。
宇宙創造の謎、特に火星と地球に有機物を与え、巨大隕石衝突によって火星だけ生命が途絶えた説だとかはとても興味深いものがあった。
もう一つのテーマは人間性善説だったように思う。鬼五郎のコピーの中には“ホクロ”と呼ばれる者がいて、彼が鬼五郎の良心だけを受け継いだかのよう。のび太も絶体絶命のピンチに陥り、しずかは“ホクロ”の良心に気づく。そして、人形にも心が芽生え、見ている子供たちはジャイアンとティラの友情にも涙を誘われるだろう。
こうなってくると市長まで生まれた都市の描写がとても小さく扱われ、サルのおもちゃが命のねじで地球から骸骨、パンダ、小便小僧の像を持ってくることなどエピソードが多すぎる。いいテーマがあるだけに、全体的には雑になってしまったのが残念でした。そんなこんなでしずかちゃんのヌードはもちろんナシ。
ドラえもん作品であることを活かせていない
伊集院光のラジオの話(古ッ!)を聞いて気になってみました。
確かにドラえもんの可愛らしい世界観で見せながら、実はスケールでかい話だったんですが・・・。
深い話をドラえもんに落としこむ意味が理解できず。
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