「問題作」映画ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記 うましかさんの映画レビュー(感想・評価)
問題作
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ショックを受けた。
ドラえもんといえば冒険に行ったその先であからさまな悪者や政治思想が違って争いが起き、自国を匂わせる程度で結局メルヘンに包まれてるところが美点だと思っている。
これは家に指名手配犯が忍び込む現代ホラーから始まる。表現方法が違えば立派なサスペンスだ。おもちゃたちが大気汚染に口を出すのもダイレクトすぎる。
上映当時はこんな世の中が来ないはずだったのかもしれない。
しかしのび太くんはかっこいい。
指名手配犯の集団に追われて地面の裂け目をハシゴで渡るだけでもすごいのに、しずかちゃんのスカートが挟まって空中で動けなくなったとき躊躇いなく助けに行く。
その後落ちてしまうのが彼らしく、しずかちゃんがずっとのび太くん気にしてるのが普通でよかった。他のメンバーはのび太くんの生命力過信しすぎだ。ガケに落ちて「無事だといいな」はさすがに無理がある。
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