劇場公開日 1988年10月15日

「記憶との戦い...なのか?」ドグラ・マグラ(1988) nok0712さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0記憶との戦い...なのか?

2016年8月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

一切の予備知識なしに拝見。

記憶喪失と精神病棟という初期設定に、記憶力と観察力をフル回転必要があると身構える。

やがて、不規則に並べられたシーン割りに時間軸を考え始め、やや推理小説の様相を呈してきた所で、人々の矛盾を割りだそうと考え始める。

しかし、精神をきたした少年の妄想の可能性に考えを巡らし始め、次第に頭が混乱してくる。

そして、考えるのをやめる。

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この映画は原作に比べてかなりまとまっているらしく、見事と言わしめているそうだ。

しかし、それでこれである。
原作小説はよほどの混沌が見られるのであろう。

あくまで原作未読の状態での感想であるが、こういったものは考えた方が負けである(と言って逃げる)。

nok0712