「青春に明るさは不要?」トキワ荘の青春 元朗さんの映画レビュー(感想・評価)
青春に明るさは不要?
BSPの放映を録画で初めて鑑賞。
昭和20年代終わり生まれの世代としては、週刊漫画誌や月刊誌で、赤塚、藤子、石森の各氏はもとより、寺田氏やつのだ氏の作品の洗礼を浴びたものです。それだけに期待もありましたが、全編を通しての暗さに参りました。みんな売れる前夜とはいえ、笑いがまったくない!
若者が集まっているのだから、笑いのない生活など、おそらくないでしょうが。
藤本氏を演じた阿部サダヲ氏をはじめ、個性はそれなりに見られるだけに、惜しいです。
暗いのは監督の意図だとは思いますが、編集者を演じるきたろう氏の笑顔に救われました。
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